-42-『で？』 ページ43
とりあえずAはクルスたちの元まで下がる
「…で、コレはどういう状況？」
「いや、説明聞く前に殺ろうとしたのは貴方ですからね？」
「殺せてないから良いダロ。で？」
「で？って人に説明求めるの止めてくれる？ま、言うけど…。
これがボクの”創世”さ。今ボクは床をふき飛ばし…かわりに針のむしろを構成した」
「嘘だ…こんな事が出来るはず……」
「言ったろ？ボクは最も神に近いニードレスだ」
「で？」
「で？ってはさむの止めてくれる？(ちょい怒)。
…ルールは簡単さ。君たちはふたつの道から選ぶだけだよ。その場でボクになぶり殺させるか…
下に落ちて串刺しになるか…！」
「で？」
「(怒)」
「シスターさん！今はそんな風に相手煽ってる場合じゃないでしょう…っ！？(なんだ、このシスターさんから感じる違和感は……)」
「…オイ少年、よく考えろ。あいつはボクたちを殺すと決めてるんダゾ？決めてから今まで即殺せる場面は沢山あったハズだ…。なのにすぐ殺そうとせず、ここまで回りくどいことをしている…。何でだ？それまでに自分の能力の弱点を暴かれて潰される可能性が濃くなるダケのこの状況で、何で余裕で居られる？？もしかしたらこの状況に興奮する変態かもしれんが、やり合った感じそんな風な奴じゃないことはわかった。
ヨーク考えて暴けヨ。”敵はただの手品師”だぞ」
「(！そうだ…！！敵はニードレスなんだ！万能に見えても能力はひとつ…！！
…僕は…姉さんを盾に生きのびてしまったんだ…
もう、あんな思いはイヤだ！！考えろ！！この手品の仕かけを…見破らなきゃ！！！)」
一度目を閉じ、開ける
Aは次の攻撃を予想し、木刀を持つ腕に少しだけ力を入れた
マジシャン少年はナイフを何処からともなく出し、
「シンキングタイム・スタート☆」
こちらに投げつける
それを木刀で叩き落とす
「イヴ、立てル？」
「…な、んとか」
「そう、少年頼むヨ。考え中だ」
Aは二人は守れない事を暗に伝える
「…OK」
イヴは能力が使えない状態で自分と山田を守る
「(宙に浮く能力…
バリアの能力…
超高速攻撃…
物質を自由に作り出す能力…
こんなヤツいていいのか！！)」
「(もうだめだ、もたない…！)おい山田！！何か縦になるモノはないのか！！」
「えっ、あ！はい！」
盾になるモノを探すクルス
「イヴさん、コレ！！」
「おう！！」
そして取り出したのは……
スーパーゲル状デロドロンドリンクでした(某緑茶CM風)
-43-『そんな事を言ってられるのも今の内だよ』→←-41-『最後のゲームを始めようか』
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作者名：軍時 | 作成日時：2015年3月25日 22時
