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-30-『原作じゃ全話出てるらしい』 ページ31

「ふぅ」

ため息を吐きながら教会に帰ってきたのはAだった

(もともとボクあーゆうのキャラじゃないんだけど)

少しはこっちを警戒してくれたら向こうは楽になるだろうという事から敵を迎えに行ったAだったが、面倒ごとはゴメンだ、と言う様に顔をしかめる

戦闘中はあんな感じらしいが…

(まるで狂人)

それが自分なんて思いたくはなかったけど、と口の中でつぶやく


さて、蜘蛛の死体はどうしてしまおうか







教会についた
中をのぞけば、

クルスが、何者かに追い込まれていた

「……」

思わず半目になるA
心なしかその顔は呆れ気味だ

「もう逃げられんぞ…」
とクルスを追い詰めている黒幕(笑)は言う

そして…

「タバコ買って来い山田アア!!」
テンペストスレッドを放ちながら叫ぶ神父

(山田が定着してるーーっ!!)
何か言いたげな少年

「…」
無表情の修道女

この空間はカオスと化した









「ただいま」
「ん、お帰り」

座っているイヴに話しかける

「…何の話してたの?」

「いや、あのガキをいつまでここに置くつもりかと…」
「で、身寄りもないんだから仕方ないだろって返されたんだ」

「その通り」

「ま、どうせイヴ達はパシリに使うんデショ。だったらドウデモいいじゃん。いることで利があるんだから」

「……僕らの思考回路どうなってると思ってんの」
「さあ」

「…はぁ」

そんな話をしていたら逃げてきたクルスが部屋に入ってきた

「たた、助けてくださいイヴさん!!Aさん!!」

「というかお前がこのマンガのレギュラーだったって事にもうビックリだよ」
「え?」

「イヴ、原作(漫画)の話は止めよう。ここは原作とは違う話なんだよ。小説だし、私というイレギュラーも居ることだし」

「え、ちょっ…!!?」

「ていうか、前回でコイツの出番終わりかと思ったのに」

「そんな!?ひどい〜〜〜〜っっ」

「何言ってんの。原作じゃ全話出てるらしいから無理デショ」

「メタイね」
「まあ、そんなもんだと思うよ。一様戦闘ギャグ漫画だからね」

「止めてくださいというか助けてくださいいいい!!」



少年の悲鳴が教会に響いた

-31-『すべてが重く感じた』途中sideシスコン少年→←-29-『残念だけど』



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作者名:軍時 | 作成日時:2015年3月25日 22時

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