-3-『哀れなもの』 ページ4
一方、違う場所で
「あ」
男が、微かに声を出す
「あ」
苦しそうに
「あ」
額や、口から出る
「あ」
赤い液体と、
「あ」
全身から出る
「あ」
汗さえも拭えずに
その男はクルス達のリーダー
「くっくっく…
だから貴様らは『不要(クズ)』だというのだ」
この男が目標(ターゲット)
白髪で、首に鉄製っぽいチョーカーをつけている
目標の周りには、クルスの仲間達が転がっている
「ニードレス(われわれ)に勝てるとでも思ったか?」
この男と、その周りの
グラマー女と包帯マント男とマジシャン少年
この4人が敵である
目標の元に3人が集まる
「アークライト様、終わりました」
マジシャン少年…「右天」が告げる
「__これで われらシメオンに盾つくウジ虫どもは壊滅だね」
包帯マント男…「左天」が口を開く
「残るBS(ブラックスポット)解放軍はあの姉弟だけか…」
「追うの?アークライト」
とグラマー女
「いや…
テスタメントを数機撒いておいた
あの程度の相手なら十分だろう」
この4人は能力者(ニードレス)
「くっくっく」
強者が弱者にのべる言葉は、
「弱いというのは…」
何だろうか…?
それは簡単
「哀れなものだな…」
たった、それだけである
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作者名:軍時 | 作成日時:2015年3月25日 22時