-25-『大技が容赦なくブレイドに当たった』 ページ26
そんな会話をしているA達を見ながら、カフカは考えていた
(まさか……あのお方以外に!!)
「喰らえよ(金属化)」
イヴは自身で握った拳を能力でもじ通り金属へ変える。そして
”イヴキャノン”
「ぶ」
カフカの顎に、金属の拳を打ちこんだ!
カフカは2、3回バウンドすると建ててあった廃ビルにぶつかった
「すっ…すごい!!」
イヴはそのままブレイドのもとまで来ると
「あとはまかせたよ」
「おう!」
ブレイドにとどめを任せた
ガラガラと瓦礫の落ちる音を立てながらカフカは起き上がった
その目には怒りがこもっているのだろうか、血走っている
「貴様ら全員斬り殺してくれるッ」
と、ブレイドへ突進しながら『カンダタストリング』を放つ
が
「ふんッ」
ブレイドに届く一歩手前で糸は消えた
余裕な表情で立っている敵を見て、カフカは戸惑うしかなかった
なぜ、絶対に切れない筈の糸を切ったのか
その答えは簡単だ、とでも言う様にソレは答える
糸を切る時は同じ糸を何本か絡めて引っ張ればいい、と
「私の糸同士を絡ませて切断したとでも言うつもりか!?
いいだろう!!」
カフカの背中から糸が蜘蛛の足のように飛び出す
「「!」」
「…」
「ならばこれだけの糸を見切ってみるがいい!!喰らえ!!」
そして、
”テンペストスレッド”!!
カフカの大技が容赦なくブレイドに当たった
-26-『いつも通り、十字を切った』→←-24-『能力者(ニードレス)なんてそんなもんだよ」
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作者名:軍時 | 作成日時:2015年3月25日 22時