-22-『神にしか…切れない糸か…！！』 ページ23
ドッ！！
「！？」
クルスと同じようにブレイドの体に糸が巻きつき、引っ張られ、身体中から赤い液体が吹き出る
「なっ…」ｶﾞﾊｯ
口からも大量に出てきた
「ブレイド！！」
イヴが即座に叫んだ
だが、ドシャッと音をたて、あっけなく倒れた
「くっくっく…_ ＿＿おっと、自己紹介がまだだったな…。私は『カンダタストリング』のカフカ…」
そのカフカ曰く、
＿＿＿この糸こそ地獄のカンダタに神がさしのべたという糸…。
＿＿＿もし切れる者がいるとするなら、それは……
「神だけだ」
「神父さまァ！！」
そこに、誰が予測しただろうか
「おい、アンタ自己紹介遅すぎデショ。つか、ドヤ顔で変なこと言ってんじゃネーヨ。馬鹿野郎。ボクは今滅茶苦茶機嫌が悪いんだ…_ ＿＿
_ ＿＿＿グチャグチャの塊にされても、文句は言うなよ」
グシャッと音をたて、次はカフカがぶっ飛ばされた
「……ってェ！？A！！！？何で！？」
「うっせェよ。消すぞバカッ！！」
「ゴメンナサイッ」
(謝るの早ッ！)
「ったく、もう帰ってきたのか？早ェよ」
「あ"あ"ッ！？テメェも消されたいのかそうなのか？神父ゥ。なら消すぞ」
「スミマセンデシタッ」
(だから謝るの早ッ！？)
はい、Aがいつの間にか帰ってきてました
Aは気付く
「はぁ？コイツ、ニードレスなのか？めんどくさい。…ま、ヨカッタネ。ブレイド。相性良さそうじゃん。キモい」
「最後いらない」
「ん？……なっ。何言ってるんだ！！神父様が死んじゃうよ！？」
「大量出欠で？うん、それで死んだらいいのにね」
「A！？俺なんかお前にした！！？」
「…忘れたと。殺してやろうか？」
「ゴメンッ！！」
「謝るの早ッ！！」
「…うん、そうしつけたから。つーか、」
Aとブレイドの声が、重なる
「「神にしか…切れない糸か…！！」」
_ ＿＿＿面白ぇ………！！！
-23-『既にお前がボク等の手のひらの上で踊らされてんの……分かんないかな？』→←-21-『ようやく、わかったみたいだな』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：軍時 | 作成日時：2015年3月25日 22時
