-11-『おかえり』 ページ12
ブレイドは教会の外に出る
教会の近くには長椅子があり、その椅子に座って寝ている人間がいる
__クルスだ
隣(といっても少し離れている)にAも寝ている
「ふん…。やるじゃなえか」
「…ん、ブレイド…?」
「あぁ、すまねえ」
Aはブレイドの声で起きた
「「ん?」」
すると、バイクの音が近づいて来た
そして、
「やっほーーーっ」
といいながら長椅子に突っ込んで行く女
Aは何が起きるか気がついて、避けるために立った
「イヴ!!」
(イヴ…お前ナニやってくれとんじゃ)
「あー。少年…」
クルスはバイクのタイヤに顔面を引かれていた
「助けられんかった…。生きてるっぽいけど…。時すでに遅し、か」
「おかえり。ブレイド、A!!」
そして、女はクルスを無視し、A達の方へ両手をあげ、ハグを求める様にしてはや歩きで近づいてくる
この女の名前は「イヴ・ノウシュヴァンシュタイン」である
名前が長いから「イヴ」でOKだ
で、そんなイヴをブレイドは顔面に蹴りを入れた
Aは冷たい視線を向けている
「ちょっと!!どこに目ェつけてんのよ」うがー
「それはお前だ」「それはイヴでしょ?」
「う…う〜〜〜ん」
顔からケチャップ(鉄分多め)を出しつつ唸るクルス
生きているだけでビックリだろ
顔全然潰れてねぇよ
どうなってんだコイツ
という気持ちでいっぱいなAである
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作者名:軍時 | 作成日時:2015年3月25日 22時