◆小説のテクニック10◆ 号外はあります

４　人に読ませる文とは？ ページ4

はい。これ、ほとんどの人が気になってますよね…………。

多分、「分かりやすく」「伝わりやすい文章」の事だと思ってますよね。

それだと４割正解なんですよね。じゃあなんなのかって言うと、

「人に読ませる文」は、


「折角足を運んでくれた読者に損をさせない！」文。時間的にね。


　
えっと……。どうやって説明しようかなぁ、

例を上げて説明した方が解りやすいかなぁ？ でもそうすると……。



はい、この時間。瞬間♪

折角足を運んでくれたA先生に対して「独り言」を読ませてしまった!!

つまり、アレは人に読ませる文ではないですよね。

それを省く事が「人に読ませる文」てな訳です。

では、少しだけ解説をさせていただきますね。



　
小説を読んでいて、主人公が何かのために必死で頑張っているシーンにでくわした。

しばらく目を通していると、――。

何のために頑張っているのかは明白なものの、

いらない描写や焦点の合わない描写がどっと書かれている。

どんなに素敵な情景描写でも、どんなに分かりやすい心情描写でも、

なかなかストーリーが進まない程、どっさり書かれていたら、

なんか……本閉じたくなりますよね。情景描写と心情描写は２割で

話が進んでいく描写を７割で、と言った具合で書いてほしい、そう読者は思っています。

肝心なシーンで、

「ワイン色の〜」「琥珀色の〜」「雲は綺麗にたなびいて〜」「スニーカーが擦り切れて〜」

とかって、ぶっちゃけどうでも良くありませんか？

そんな事長々書いてねぇで次進めよタコッッッ!! ってね。

５　タイトルの付け方→←３　登場人物をイキイキとさせるには？

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