◆小説のテクニック10◆ 号外はあります

【Q＆A】 描写について、コツ等　まとめ ページ26

前回の講座が役に立ったかはさておき……(自信がない)。

最後に状況描写と、情景描写と、ついでにその説明のポイントを３つ紹介します。

練習はとにかく書くしかなくて。自分の好きなお話のシーンを、自分の文で表現するとかね。

その時のポイントみたいなものかな。


１．どれが必要な情報かを選る

つまり過剰描写をするなってことですね。

副詞、形容詞、形容動詞、(たまに名詞も)は何も文に効果を与えません。

無駄な情報を与えると、読者さんのリーダビリティが落ちたままになってしまいます。



２．描写の過程を描く、短文を心掛ける

これは料理本の原則(レイチェル命名)と言って、

レシピって作り方1,2,3……とかって別れてますよね。

「材料をかき混ぜてオーブンで焼いたらスポンジ出来るよー」とかじゃ、

流石に納得いきませんよね？

小説でも同じで、幾つかに区切って作る過程を書いてあげてください。

結果をかかれても面白くないし、読者さんも上手くイメージ出来ないですよね。



３．さりげなく……作法

「電車の中は五月蠅い程のクーラー音があって不快に思う」

「急ぎ足で、○×駅から出て直ぐの歩道橋を渡る」

「道端に落ちていた煙草を目にして、亜理紗のことを思い出す」

「よくこの歩道橋のふたりで渡り、そこにあるデパートでデートをしたものである」

「大学時代の頃の俺を振りかえると、遊びすぎていたと実感する」

「社会人になるまでに資格を沢山とっておけば良かったな」


いつ、どこで、だれと、どうした、どう思ったか＋今何故この場所にいるか？

を必要最低限の文の中に、ちょっとした設定を入れるだけで

自然とストーリーって出来上がりますよね。

細かい設定をさりげなく書くことにより、ナレーターさんの生い立ちに自然と触れられます。

それに心理描写。この描写が小説の深さを作ってくれると言われている程。

上手く絡ませ合いながら書いていけるようにファイト(´▽｀*)

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