◆小説のテクニック10◆ 号外はあります

【号外】小説を書いたが、完結出来ない人へ ページ15

小説の構成を練るのは楽しいけれど、


いざ書くとなるとどうしたら良いのか分からず、


また次の新作に目移りして終わらない。


それは作家の登竜門といってもいいでしょう。


小説なんて長編小説を一作でも完結させて一人前。


それか短編を幾つか完結させるかね。



でもね、完結させるなんて至難の技なんです。



分かるでしょ？ 言ってる意味が。



頷いた人の共通点。長編小説をだらだら更新してて数ヶ月、


それが当たり前になっちゃってること。そりゃあその作品にも飽きますよ。


プロの世界では長編小説は１，２日で終わらせることが当たり前。


それを私達は数ヶ月ってどれだけ甘えてるんでしょうね……(;´Д｀)


でも、プロでもない限りそんなに時間はとれないんです。


だから最低限の時間で良いんです。その時間は人それぞれですが、


話を進めている途中に、「あ、これ次書こう」と思う時ありますよね？


その次に書こうとしているネタを描いて今日は終わり。


私はそうしてますがね;; それか、書いていてつまらない作品は


読者も読んでいてつまらないって知ってるから、もう無理やり完結させます。




○


それでは、「序破急」の説明を致しますね。


完結出来ない人の共通点はもうひとつあって、


コロコロ、違う場所になりやすいんですよ。その分話も長引く。


この「序破急」は「起承転結」の４部構成に反対、「３部構成」になります。


もしくは「３段論法」とも呼ばれています。能楽からの言葉ですね。


序破急は昔話によく使われているらしいです。


この序破急は近代的な難しい話や、難しい伏線を張れないのが弱点ですが


話が短く出来るので起承転結よりも完結できるスピードがアップ。


起承転結の、話の彫り上げる承がないのでメリハリがでますね。



☆序→冒頭部分。起承転結で言うと、「起」「承」


☆破→物語のどんでん返し、また重要なシーン


☆急→物語の終わり



例を載せて終わりますね。


☆序→甲子園の出場が決まる。


☆破→野球部のエースが病院に運ばれる。


☆急→逆転さよなら勝ち！

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