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『…やっぱり、嶺亜。助けてくれたじゃん…あの子と私のこと』
琳寧君が具合の悪そうな一年生を病院に連れて行った事で新歓に動揺の波紋が広がって会はお開きになってしまった
…でも個人的にそれでよかったと思っている
嶺亜はいい人だし、琳寧君もいい人だけど…あんな先輩達が同じサークルだと思うと今後に不安しか残らない…、なんかこれからもっと酷いことが起こりそうな気がしてならないんだよな…
今回は、嶺亜が止めてくれたからいいもののあの時だって嶺亜以外誰も止めようとしてなかったしな…
『助けた？…俺はただあいつの持ってた酒が飲みたかっただけだけど？お前を助けたなんて1ミリも思ってなかったよ？』
『嘘だ、本当はあの子のこと心配して琳寧君にも病院に連れてけって言ったくせに』
『うるさい餓鬼だなぁ、、大体Aが飲んでたらもっと酷い事になってたでしょ？…感謝してほしいよ』
『あっ、でも私の家系代々みんなお酒強いし多分私も大丈夫だと思うけど…』
『俺も。Aなんかよりずっと強いと思う、多分だけどね』
嶺亜が可愛い顔でこちらに微笑んだ
なんか、今、私おかしい。…嶺亜に異常なほどのときめきを感じて強く惹かれていくのを感じる
こんぴーとも克樹とも平野先生とも違う。嶺亜に対して本能的に…何かを感じてる
『今琳寧から連絡きたけど、あいつなんともなかったってよ、アル中でもなかったって』
『…よかったぁ…嶺亜のおかげだね』
『別に？きっかけを作ったんだからAのお陰でしょ？そいつからお礼欲しいぐらいだけどね！』
『でもこれから、サークル行きにくいなぁ。全く、初日だっていうのに…』
『なんで？』
なんでって言われても、先輩に楯突いて新歓の空気悪くして…要注意人物みたいな扱いを受けそうで怖い
『私、あの先輩達に嫌われたと思うし…』
『いいじゃん、あんな奴ら。好かれたいの？』
『別に…そうじゃないけど、一年のくせに先輩に楯突く生意気なやつ。みたいな感じに見られるだろうなって思って』
『関わらなければいいじゃん、大体俺なんてずっとこのサークルの隅っこの方で活動してたんだから今更何しても変わんねえよ。俺のマネージャーやるって事はあいつらとなんて関わらなかっていいって事だよ？こんないい話なくない？』
嶺亜がまたこちらにウインクをしてくる
この人はきっと、冷たいように見えて愛に溢れている人なんだろうなと勝手に感じた
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マリエ(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2022年4月9日 16時) (
レス) id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 良すぎて一気読みしてしまいました……お忙しいかとは思いますが続き楽しみにしております！ (2022年4月9日 2時) (レス) id: 17cc79c11f (このIDを非表示/違反報告)
マリエ(プロフ) - 松さん» そのように言ってくださって本当に嬉しいです！完結まで是非宜しくお願い致します。 (2022年3月29日 19時) (レス) @page35 id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
松(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃ面白くて更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page35 id: 309f0f86b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリエ | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/taka231
作成日時：2022年2月23日 16時
