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． ページ48

『どうするんですか、琳寧君の事』

『はぁ、…ちょっとだけ忘れてた、、』

『…しょうがないですね』



少しだけ青の混じった空を見て夜が近い事を感じ取った
そしてその真ん中には細い月が出ている。まるで闇から光が洩れているようだ



『琳寧君、優しいと思いますけど…』

『そんな事私だって分かってるよ』

『嶺亜君ですか？』

『…まあね』

『大体なんで嶺亜君の事好きだったんですか？先輩の大好きな将来性というものがまるで無いのに…あ、これ言わないで下さいよ』

『わかってるわよ、私だって。…でもしょうがないじゃん』



恋愛は理屈じゃない
嶺亜の事を好きになってそれを嫌なほど痛感している



『嶺亜を嫌いになりそうって思った瞬間は数え切れないぐらいあるけど、それでもなんか一緒にいれる気がしたんだよね…』

『…確かに。普通の友達だったらそうは思いませんよね』

『だけど向こうはそんな事なかったみたい』

『琳寧君の方が将来性あると思いません？』

『いきなり何よ。それはそれでわからないけど』

『ほら、重い荷物とか持てそうだし』

『でも脳筋じゃん』

『…言われてみればそうですけど』



そこはいつもの先輩なんですねって矢花が笑う
…確かに琳寧君は脳筋だけど、夫にするとしたら結構いいかもしれない



『まあ例えばさ、子供が生まれたら絶対に休日は外で遊んでくれそうだよね』

『琳寧君、子供の相手する体力十分ありそうですもんね』

『矢花はなさそう』

『俺は無理ですよ、野球とかも一緒にやったら疲れちゃう』



彼のもやしの様な体を見てそりゃあそうだと強く感じる



『嶺亜君も意外と子供とかは好きそうじゃないですか？』

『…嫌いよりはいいけどさ、子供が好きで何になるのよ。…矢花子供は？』

『普通に好きですけど、、』

『でしょ？子供が好きな人なんていっぱいいるわけよ』

『じゃあ結局先輩が男を選ぶ基準ってなんなんですか？』

『そう言われたら困るけど、、、』



琳寧君がダメで嶺亜君がオッケーなのがよくわからないとかほざいているからすかさずダメではないと訂正をする


『ほら、大学ついたよ。さっさと入ろ』

『こんな時間にピアノ弾いていいもんなんですか？』

『誰もいなければね』

『俺も入っていいのかな…』

『矢花気にし過ぎ。別にバレても大したことならないって』

『先輩って妙に肝が座ってますよね…』

『矢花が神経質すぎるのよ』

私のラプソディ→←．



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マリエ(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2022年4月9日 16時) (レス) id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
 ハルカ(プロフ) - 良すぎて一気読みしてしまいました……お忙しいかとは思いますが続き楽しみにしております！ (2022年4月9日 2時) (レス) id: 17cc79c11f (このIDを非表示/違反報告)
 マリエ(プロフ) - 松さん» そのように言ってくださって本当に嬉しいです！完結まで是非宜しくお願い致します。 (2022年3月29日 19時) (レス) @page35 id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
 松(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃ面白くて更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page35 id: 309f0f86b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：マリエ | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/taka231  
作成日時：2022年2月23日 16時

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