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『嶺亜こそ、、学園祭。出ないの？』
『いやいや、俺もう四年だよ？まあ何年だろうと二人じゃカッコつかないよね』
『そんな事ないって！矢花はああ見えてもいい奴だから、きっと嶺亜に合わせてくれる…』
合わせてくれるはちょっと失言だったかな、、現に嶺亜の顔は少し曇ってるし、急になにもしゃべらなくなっちゃった、、
『まあ、矢花でさえも俺の音楽にはついてこれなかったってことかな』
『嶺亜。この際こだわり持つのやめてさ、、』
『こだわり？俺は俺のやりたい音楽をやってるだけだけど。どうせAも偏屈だとか思ってるんでしょ？』
『そんなこと言ってないじゃん！嶺亜のこだわりを持つことは良いことだと思うよ？だけど、嶺亜は自分に付いてきてくれなかった人たちに対して攻撃的なことを言うじゃん！それっておかしくない？どこまで幼稚なの、大人になれ！バカ！』
ヒートアップしている私を横目に、嶺亜は少し冷たい目をしてこっちを見てくる
…これは本格的に怒り始めた？やばいやつ？
『…A。今までそんなこと言わなかったのにね…もしかして、矢花の名前出したから？』
『、、、ばな？…矢花は関係ないじゃん』
『いや？関係なくないね、自覚ないかもしれないけど、矢花の事になるとすごい執着見せてるの。わかってる？』
『嘘だよそんなの！…だって私は、、、』
『私は何？』
言え、言え、自分！
この流れだと多分私は、矢花が好きだと勘違いされているらしい
本当に何度も言うようだけど矢花に対して恋愛感情を持った事は一度もない、そして相手も然り
一体全体、どうして嶺亜がこの勘違いをする事になったのかはよくわからないけど
このまま勘違いされていたら、きっと自分が後悔する事だけは痛い程わかっている
嶺亜はもう四年生だ
これから、就職をして
結婚前提の交際を重ねて
このルックスなら本人が乗り気になれば30までには売れてしまうと思う
私は？
妹ポジションでそれをずっと横で見続けるの？
『嶺亜』
『だからなーに？』
嶺亜が小さい子と話すみたいに、愛情たっぷりな目線で私を見た
…そんな優しい顔、、しないでほしい
『…私ね
嶺亜の事が好き』
目の前にある嶺亜の目がゆっくりと大きく開かれる
冗談だよって言えればよかったけど、今更もう遅い
もう、歯止めが効かない
嶺亜はベッドに横たえていた自分の体をゆっくりと起こして水分たっぷりの目で私をじっと見つめた
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マリエ(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2022年4月9日 16時) (
レス) id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 良すぎて一気読みしてしまいました……お忙しいかとは思いますが続き楽しみにしております！ (2022年4月9日 2時) (レス) id: 17cc79c11f (このIDを非表示/違反報告)
マリエ(プロフ) - 松さん» そのように言ってくださって本当に嬉しいです！完結まで是非宜しくお願い致します。 (2022年3月29日 19時) (レス) @page35 id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
松(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃ面白くて更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page35 id: 309f0f86b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリエ | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/taka231
作成日時：2022年2月23日 16時
