三者択一 Yuto.T＊Taisho.I＊Taiko.S (ページ4)

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んページ4

『大昇と髙橋さんって仲良いんですか？』

『うん、年違うけど仲はいいよ。あと佐々木ってやつも。…妹ちゃん同じ学年じゃない？』

『あ〜大光ですね。はい、同クラですよ』

『やっぱり！あいつおもしれえよなぁ〜』

何もない道を二人で歩く
…気まずすぎる髙橋さん妙に私の歩幅に合わせてるし！

『あっ、ていうか髙橋さんじゃなくていいよ。俺もAちゃんって呼ぶし』

『え、いきなりですか？』

『うん、だめ？』

『…いい、ですけど』

髙橋さん、妙に顔はイケメン
白いTシャツがよく似合ってる！

二人で歩いてるとカップルみたい！

…って思うけど滑舌はめちゃくちゃだし変な所抜けてるし
島の人間って感じだなぁ

『で、じゃあ何て呼べばいいんですか？』

『優斗でいいよ。大昇とかあいつも呼び捨てだし』

『私、大昇と同じ扱いなんですか？』

そう言うと髙橋さんは少し焦ったようにいや、そう言うわけじゃ…ないけどなんて言う

『あ、ほら。岩﨑の家着いた…ついでになんか買って行こうかな。…Aちゃんにも買ってあげようか？』

『私、未成年ですから』

『確かに、そうだった』

大昇の家は島1番の酒屋だ
この島の人間はみんな大昇の家の酒で成人を迎える

髙橋さんがそっと岩﨑って表札の下の少し古びれたインターホンを押した