三者択一 Yuto.T＊Taisho.I＊Taiko.S (ページ12)

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えページ12

『おう、いきなり呼び止めてなんだ？』

『…えっと、、その…』

いざ呼び止めたはいいものの何で私呼び止めた？
大光は確かにうざいけど、いざこの島を出ていくとなると急に寂しくなった？私ってそんなに可愛い性格してたっけ？

『やっぱりお前も島でたいの？』

大光が今までにないくらい優しく、真剣な顔と声で尋ねてくるから、生半可な考えで頷く事なんてできなかった

『…ううん、まあせいぜい頑張ってって言おうと思っただけ』

『なんだよ、つれねーな…まあさ、俺立派なハンターになるぜ！』

『HU◯TER×HU◯TER？』

『ジョジョは知らないのにそれは知ってんだな』

『うるさいわね』

再びいやーな沈黙が訪れる
大体、何で私島出て行きたいんだっけ？

『本当は大光は残りたいでしょ？』

『まあな〜、友達もいるし、お前もいるしね』

『私は別に大光がいてもいなくても変わんないけど』

『おっ、ツンデレってやつか〜？』

『今のどこにデレの要素があったのよ！』

なんだか今日は大光が少し大人に見える
と、同時にただ島を嫌悪し、文句を言っているだけの自分が突然餓鬼臭く思えてきたのだ

『じゃあ、後少しだけどよろしくな』

『本当に行っちゃうの？』

『父親の仕事なんだから本当もクソもねーだろ、まあ俺は？イケメンだからどこでもやってけるよな〜！』

『調子に乗んないで』