三者択一 Yuto.T＊Taisho.I＊Taiko.S (ページ2)

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んページ2

『あぁ、Aじゃん。おはよう！！』

『うっちー何やってんの？』

『大昇と大光もうすぐ来るからさ、いたずらしてんの！』

『うっちーって本当にガキだよね』

大光っていうのは私と大昇のクラスメイト
中学二年生の時うちの島に急に引っ越してきた

こんな島、引っ越し場所として選ぶわけがないから最初はお父さんが左遷されたんじゃないかって散々噂が立っていて大光本人も腫れ物に触るように扱われていたんだけど…

『おいっ！これ見ろ！そこでヤンマガ拾ったんだけどポロリしてるぞ！！』

『大光でかした！』

こんな調子で、いつしか大光が可哀想な子って言うレッテルは完全に剥がれた

『A、おはよう〜』

『大光は朝から元気だね』

『キスする？』

『ほら、大光。A困ってるから』

『それはお前がされたくないだけ…うっ…いてえよ！』

大昇が大光のおしりを結構強めに叩いた
…痛そう

『…ちぇっ、いいよ。俺、近衛さんにお願いしてくるから！』

大光はそう言うと他の女子に同じようなことをお願いしに行ったようだ

『大光って本当に打たれ強いよね。そこだけちょっと尊敬する』

『あいつ馬鹿だよね』

『大昇も、大概大光と同レベルだと思うけどね』

『えっ、俺も？』

『ポロリで騒いでるようじゃ同レベとしか思えないんだけど』

俺は違うし！って凄い勢いで否定をしてくる
別に大光と大昇が同じレベルの知能であろうがそうでなかろうがどうでもいいんだけどな