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これはデートなのか ページ13

階段を下がって視聴覚室へと進んでいく
こないだ先輩が掃除してくれた視聴覚室は俺とこんぴーのおかけでというかせいで床が見えなくなりつつあった


『あ、…すいません先輩。せっかく掃除してくれたのに…』

『ほんとよね、どーしたらこんなに汚くなるの？』

『…俺もこんぴーもだらしないもんで、、』


先輩が首元のリボンをぱちっと鳴らしてするりととるもんだからこの人何すんだとドキドキしてしまう
まあ苦しかっただけっぽいけど


『別にいいよ、私もあんまり綺麗好きじゃないし。しっかしさあ、克樹がいた時と比べ物にならないぐらい汚くなったねえ』

『�發気鵑睚未妹採鏐イ�なタイプには見えないっすけどね〜』

『あんたら二人よ。問題は。』


こんな茶番やってる場合じゃないことを思い出して、CDプレイヤーを稼働させて音合わせをしようとする

だけどいくら待ってもCDプレイヤーから音が流れることはなかった


『あれ、…動かないっすね…』

『CDプレイヤー？』

『なんか変な音なってません？』

『ほんとだ、ギイギイいってるね…
…あーこれかなだいぶなんか入ってるし』

『…困ったなあ、…使おうと思ったのに』

『CD取り出せる？…早いうちに取り出しちゃったほうがいいよ！』

二人でいろんなボタンをいじっているのにCDプレイヤーはうんともすんともいわない


『今日は何もできないっすね…帰りますか？』

『CD。なんのやつなの？』


俺は汚い棚からCDジャケットを取り出してきて先輩に渡した


『あ、この曲知ってる』

『有名ですよね』

『…音合わせするの？』

『本当は今日やりたかったけどまあしょうがないっす』

『……歌おうか？』


…え？
なんか申し出てもらって申し訳ないんだけどプロが歌った正確な音程の方がいい、なんてことは、言えない…


『ま、まあ、ためしに！ほら、歌ってみるから！』


先輩がすーっと息を吸って歌い始める



『…えっ、え、え、……うまくないすか？』

『そんなに驚く？』

『…いやびっくりしましたよ。プロになれそう…』

『プロ？』


先輩多分女の人の中でも背が高いわけではないと思うしガタイがいいわけでもないのに
歌声はパワフルで高音も低音もしっかり出ている…本当に誰もが羨む歌唱能力だと思う

こんぴーも歌上手いんだけど
先輩はこんぴーとまた別のうまさを持っていて本当に体が痺れてしまった


『…感動しました…本当に。』

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マリエ(プロフ) - 海宙さん» 身に余るお言葉を頂きありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2022年2月24日 18時) (レス) id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
 海宙(プロフ) - とても綺麗な作品で毎回読むのが楽しみです。これからも無理の無いペースでの更新を頑張ってください。 (2022年2月23日 0時) (レス) @page50 id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：マリエ | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/taka231  
作成日時：2022年1月26日 9時

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