大切な人 ページ49
＿
轟side
「馬鹿ｯｯ...!!!」
オールマイトがあの怪物と戦いだして
俺を含めた５人で加勢しようとすると
磁刻先輩の個性で後ろに下げられた。
爆豪「世話焼いてんじゃねｪ
クソ会長がよｫ!!!!!」
アイツの個性が解けた瞬間、
爆豪はまた飛んでっちまった。
一瞬だけ見えたアイツの体はボロボロで
頭や腕、足。
至る所から血を流しながら戦っていた。
轟「(馬鹿はどっちだよ...!!!!)」
BOM!!!!!!
ﾄﾞｫｫﾝｯｯｯ＿!!!!!
爆豪の爆発音が聞こえると
また轟音が響く。
岩陰からまた顔を出せば
地面に座り手を着く爆豪と
吹き飛んでいる怪物。
切島「すげぇ爆豪！
アイツ吹っ飛ばしたのか！」
爆豪「ちげぇよカス...!!」
爆豪は怪物とはもう一つの砂埃が上がる
その場所を見つめた。
その額にはうっすらと汗が浮かんでいて
焦っている様だった。
あの砂埃の中には何が...
砂埃が晴れると見えたのは
轟「ッA...!!!!」
"再会"してから名前では呼んだ事は無かったが呼ばずにはいられなかった。
それほどに背筋が凍った
倒れていた怪物も一瞬でオールマイトに立ち向かい、その衝撃で破壊された岩が
さっきまで砂埃が立ち上っていた
その場所へ飛んでいく
焦るよりも前に勝手に体が動いた。
右足を出して瓦礫とAの間に
氷を出す
すると爆豪もAを助けようとしたのか
爆発で岩を粉砕した
近くに行くと岩にもたれかかりながら
肩で息をしているAを見つけた
「ｯ...この...問題児が....」
轟「説教は後で聞くッ」
爆豪「テメェら早く逃げろやァ!!!」
俺がAを支えに行くと
それを守る様に爆豪は怪物の方に目を向けた。
飛んでくる瓦礫や岩を個性で爆発させている。
血だらけのAを背負うと
ドバドバと血が止まらず出てくる。
轟「!?おいｯ...!!!」
「いい...早くここから逃げて...」
轟「ｯ...死ぬんじゃねぇぞッ...!!」
氷結を使いその場から離れる。
飯田と共に現れた多くのプロヒーローに
安堵したその時背中の人物の力が抜けた。
轟「はｯ...!?」
力なくだらんと重力に従って落ちる腕に
肩から血がポタポタと下に滴る。
轟「おいｯｯ!!!!起きろｯｯ」
声を掛けるが返事はない。
急いでクラスの奴らが集まっている所へ行く。
背中の人はもう虫の息だ。
芦戸「あっ轟！！」
常闇「背中に何か...？」
轟「っ、先輩が危ねぇｯｯ!!!!!」
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りすりす(プロフ) - おもしろいですね！！！！！ (2023年4月17日 21時) (
レス) id: 29c9374dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままま | 作成日時：2023年4月5日 10時
