プライドの圧し折り方 ページ17
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磁刻side
爆豪「俺の方が、アンタより強え。」
何も言う事ができない。
この子は挫折を知らないんだ。
だから"自分の弱さ"を認められない。
昔の私と...同じ。
変なプライドに囚われて
自分の意思を曲げなかったあの頃と。
「...私の１年の頃の個性テスト
ちゃんと全部見た？」
爆豪「んなもん見とるに決まっとるわ!!!!!」
「それで尚、自分の方が強いと？」
私がそう質問すると黙る爆豪クン。
爆豪「...個性把握テストでは負けたかもな。」
ぽつり。弱った様な、そんな声が聞こえた。
爆豪「だが戦いに置いて
最終的に強えのは俺だ！！」
意外と繊細なのかもしれない。
キッと私を睨む彼に近寄り
頭に手を置いた。
「個性把握テスト。君に可能性を感じた。」
これは本音。
最後の方しか見れてはいないけれど
それでも分かった。
爆豪クンには圧倒的なセンスがある。
「君の可能性。私が広げてあげよう。」
昔の自分を彼に重ねた結果なのかもしれない。
それとも、贖罪か。
だが彼には人の手を借りると言う事は
自分のプライドを曲げるのと同じ。
だから、彼のペースで。
「気が向いた時で良い。私の所においで。」
それだけ伝えて、私は家に帰った。
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りすりす(プロフ) - おもしろいですね！！！！！ (2023年4月17日 21時) (
レス) id: 29c9374dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままま | 作成日時：2023年4月5日 10時
