第十三話 狂気 ページ44
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ガチャン___
「...結局、何なんですか。」
中に入って彼女は改めて口を開いた。
五条「......」
が、五条は下を向いたまま黙り込む。
沸点が高く気高い彼女も先程からの
その様子に何かがぷつりと切れた。
「ッ、
五条「!」
下を向いた五条の顔はその声により彼女に向いた。
「人の過去を知ろうとしたり...!!
挙げ句の果ては無視?!?!」
「
この世の全てが貴方の掌の上にあると
思ったら大間違いだからね!!!!」
「だから嫌いなの!!!」
「これだから日本人はッ...!!」
言いたいことを言ってスッキリとはしていないがどこか吹っ切れた様な彼女。
その彼女を見て五条は口を半開きにさせていた。
五条「...ごめん、どうかしてた。」
「...私もすみません、言いすぎました。
で、何があったんです、話してください、」
五条「...嘘じゃないからね。真剣に聞いて欲しい」
五条「悠仁が死んだ。」
「.......は?」
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作者名:まと@sen_mato__ | 作成日時:2021年1月2日 14時