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第十一話 最強と最狂 ページ36
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伊地知「会敵した時の手段は逃げるか死ぬか...
まずは、絶対に戦わないことと彼らに
忠告したのですが...」
俯きながら言葉を発す伊地知。
その額には良くわからない汗があった。
時は千葉で特級を倒したところまで遡る。
ホテルに戻り優雅に
最上階にあるブュッフェで夕食を食べながら
話をしていた榊原、五条。
五条「ねぇねぇA〜
ディズニーか海、どっちがいい？」
「なんでですか」
五条「いやーほんとはこの出張
2日間なんだけどさ！呪霊も祓ったし、
残り1日あるわけ！」
にこにこと話す五条を
真顔で見つめる榊原。
すると五条急に真剣な顔をして
私の目を見た。
五条「そんなの、遊ぶしかないでしょ。」
この人を教師と呼んでいいのだろうか。
とても尊敬しているとは言えない冷たい目で
五条を見る榊原だが、
彼は顔色ひとつ変えない。
五条「んで、どっち？」
榊原は考えた。
どっちの方が早く帰れるのかと。
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作者名：まと@sen_mato__ | 作成日時：2021年1月2日 14時
