検索窓
今日:7 hit、昨日:17 hit、合計:1,793,988 hit

ページ5

.









マスターにお任せで注文したコースターに置かれたグラスに目を奪われる









「綺麗な色……」









細長いグラスに注がれたワインレッドの情熱的な赤









「キールって言うんだけど、お酒にもカクテル言葉ってあって……キールは、最高のめぐり逢い。」









「マスター、俺のは?」









白く泡状のカクテルにレモンが飾られた隆二くんのお酒









「隆二のはラモスジンフィズなんだけど……特になし!」









「えー?ちょっとなにそれー!俺に冷たくない?」









「男に優しくしても、ねぇ?」









マスターは首を傾げて私に笑いかけた。それを見て私も「ねぇ」と笑う。









「あーぁ、Aちゃんまで……」









あーぁ、隆二くん拗ねちゃった!









「………ふたりのを合わせて、最高のめぐり逢いに"感謝" だよ。じゃ、ごゆっくり」









ゆっくり微笑んでマスターは他のお客さんの所へ。









「隆二くん、感謝だって……」









「………マスター、かっこ良すぎだろ!」









マスターの目には私たちがどう映ったんだろう。









隆二くんとこうしてめぐり逢えたこと、私も心から感謝してる……つまらなかった毎日が楽しくなったから。

*→←*



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (512 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1133人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:taka | 作成日時:2016年3月17日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。