story15 ページ27
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仕事がやっと落ち着きを取り戻して、久しぶりにまゆと2人でお酒を飲んでるんだけど……
話の内容はもっぱら"彼バナ" ……なんて言わないのかな?
臣さんと敬浩さんの話題は尽きない。
「そんなデカいんだ!?」
「うん!すっごくデカいの!大興奮しちゃったー私!」
「いいなぁー敬浩さん……」
「臣さんはー?どんなん?」
「えー、普通?」
「普通って、シングル?」
「いや、一応ダブルだけど。敬浩さんみたいにキングとか無駄にデカくはないよ!」
「だよねーデカいよねーキングとか!くっついて寝たら幅が無駄なんだよ!もっとさー、小さいベッドで落っこちちゃうーってキャッキャしたい!」
「えー、やだ私そんなの。あ、ちょっと待って!電話!」
「誰?」
「あんた私のなに?……もしもーし」
ふーん、臣さんね!
声が高くなるからすーぐ分かっちゃう!
私も、敬浩さんに会いたくなっちゃったなぁー。
少しの期待を胸に、携帯を取り出してみる
………着信なし、………新着メールなし。
付き合ってるのに、寂しいぞぉー!!
鞄にポイッと投げ入れカルアミルクを飲み干す
「Aー、これから臣くんと今市さん来るって!勝手にオッケーしちゃったけど!」
「うん、いいよ!そうだ、2人にも彼氏出来ましたーって報告しなきゃ!」
「そうだねそうだね!しかも相手は敬浩さんでビックリするよねー絶対!」
「はぁーん、楽しみぃー!」
「ねぇねぇ!一緒に寝たってことは、ヤったの?」
「まだだよー、ヤってない!キッスだけ!」
「なんで!?そういう雰囲気にならなかったの?」
「焦らしてるの!すぐヤったら飽きちゃうでしょー?つまんない女になりたくないもーん!」
「悪かったね、つまんない女で」
臣さーん、隆二くーん、まだかなぁ?
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作者名:taka | 作成日時:2016年3月17日 18時