私のヒーローてひょんくん

てひょんくん.21 ページ21

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質問攻めされてたらいつの間にかてひょんくんの家についてソファに降ろされる



テテ『お風呂すぐに入るの厳しいよね、ちょっとまってて』



家にあるだけの毛布を持ってきてぐるぐる巻きにされて、てひょんくんはレンジでホットタオルを作ってくれてる



テテ『拭くだけだから大人しくしててね』



腕と首元、足元って見えるところだけ
壊れ物を扱うかのように優しく丁寧に拭いてくれる



お風呂に入ったあともドライヤーで乾かしてくれてココアを飲ませてくれた



「ありがとう」



テテ『千里』


私の名前を呼ぶと優しく
でもどこか強く抱きしめるてひょんくん



テテ『そんなに俺は頼りない？
こう見えて心配したんだよ。千里がいなくなって、どこか消えちゃうんじゃないかって』



鼻をすする音が聞こえて
てひょんくん泣いてるの？って聞いたら
泣いてない！って強がった嘘をつく



「ごめんなさい。てひょんくんが頼りないんじゃない、私が強くないだけなんだよ」



テテ『…俺お風呂入ってくる！！！！』



顔を隠して走っていったてひょんくん
目真っ赤に腫れてるの見られたくなかったのかな？




でもごめんね、目真っ赤にしてるの見えちゃった…

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