検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:286,090 hit

ページ6

その後、色々と話して距離を縮めた私とコナン君達。




「じゃあAさんは、東都大学の学生さんなんですか!?」


『そうだよ』



「すごーい!ね、コナン君!」



「うん、すごいねAさん!」


『そんなにすごくないよ』


「じゃあ、もしかして昴さんのこと知ってますか?」



『昴さん?』



「私たちの知り合いで、沖矢昴さんって人が東都大学の大学院生なんです」



蘭ちゃんの言葉に考えをめぐらせる。




『聞いた事ある名前…』




そこまで呟いてから思い出した。



確か赤井さんの偽名が沖矢昴で、大学院生だと名乗っていた気がする。




『確かほかの学部にそんな人かいた気がする』




でも話したことはないよ、と言ったところでコナン君の表情が険しいことに気づいた。




『どうしたの?コナン君』



「え?、あ、なんでもない!」




そう言ったコナン君に違和感を覚える。



はっと気づいて仮面を被り直したようなスイッチの切り替え方だ。





まるで無理やり子供っぽく演じているような。




そんな私の思考を、安室さんの声が邪魔をする。



「コナン君、毛利先生はいつくるんだい?」



「あ、お父さんならもうすぐ…」



『先生?』



「あ、安室さんはお父さんの弟子なんです」



『…へえ、そうなんだ』




律儀に返事をしてくれる蘭ちゃん。かわいい。





いや、今は安室さんの事だ。





毛利さんの弟子?つまり彼は探偵だということになる。




黒の組織の仕事をしつつ探偵業だなんて、顔バレしたくないはずなのに危険ではないだろうか。





それに、名探偵と謳われる眠りの小五郎と行動を共にしたらすぐに黒の組織の一員だとバレてしまう可能性が高い。









否、その危険なことをやってのける男、それがバーボンなのか。








考えることが増えた。





『それじゃ、私はこれで』






会計をしてポアロを出る。






毛利さんにも会ってみたかったけれど、それよりもさらに謎の増えた安室さんの謎について調べるべく、私は帰路についた。

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
355人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

椿 - えだまめさん» コメントありがとうございます!!多分どんどんグダグダになっちゃうと思うのですが、変わらず応援してくれたら幸いです! (2020年1月29日 12時) (レス) id: 55324010a1 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ - おもっしろい!夢主ちゃんと安室さんのすれ違いが凄くてもどかしい。でもそのムズムズ感も楽しいです!ストーリーもしっかりしてるけど、サクサク読める速さの流れなので毎回毎回が気になります。更新頑張ってください!応援しています! (2020年1月28日 17時) (レス) id: e05e54b6fe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:椿 | 作成日時:2020年1月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。