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第21話 ページ21

エリザベスが最後の力を振り絞る。

そして、エリザベスが放った魔力の塊がインデュラ達を貫いた。

黒く染まった魔力の塊は、やがて塵となって消えた。

エリザベスは酷く息を切らしている。

エ「ふ…2人は…?」

メ「元に戻った…お前のお陰でな」

エ「…よかった……」

メ「エリザベス!」

安堵の息を漏らし、バランスを崩したエリザベスをメリオダスが支える。

その直後。リュドシエルが突然急下降をし始めた。

リ「生かしておいてなるものかぁっ!!!」

腕に魔力で作った刃を構えて、叫んだリュドシエル。

その視線の先には、“元”インデュラのデリエリとモンスピートが地面に横たわっている姿がある。

メ「やめろー!!!」

そうメリオダスが叫ぶと、思いが通じたかのように、リュドシエルは何かに突き飛ばされた。

リ「!!」

リュドシエルを突き飛ばした正体は、グロキシニア(がくと)ドロール(まりん)だった。

リ「グロキシニア殿…それにドロール殿、何故邪魔を…!!

私は正義の名の下、<十戒>を討たんとしているのだぞ!?」

そして少し間を空けて、

茉「卑怯」

と一言零した。

茉「動けない相手にとどめを刺すなんて卑怯だと思うんだけど」

リ「…」

真顔でそう言うドロールに、リュドシエルは黙り込んだ。

丘「リュドシエル…お前の言うことは最もだ…殺し合いの戦争に卑怯も何もない」

リ「流石は妖精王殿!話が分かる」

丘「でも…それでも<十戒>を命懸けで救ったエリザベスの行為を踏みにじるような真似はできねぇ」

2人の意見を聞いて、リュドシエルは苦虫を噛み潰したような顔になった。

メ「ドロール、グロキシニア、礼を言うぜ!」

上からエリザベスを抱えながら下りてきたメリオダスがそう言った。

メ「それと…サリエル、タルミエル、お前らもサンキュな」

サ「…お前に礼など言われたくもない」

タ「私たちはあくまでエリザベス様の味方ってだけ〜〜」

茉「…けどいいの?メリオダス。助けたからって<十戒>は仲間になるような輩じゃない…いつか君を殺しにくるかもしれないんだよ?」

メ「ま、そん時ゃそん時さ」

ドロールの問いに笑顔で答えるメリオダスに、2人は微笑した。
_____

更新遅れてすみませんでした…。

因みにハロウィンの番外編はネタが思いつかなくて書けませんでしたごめんなさい。

クリスマスの番外編は書くつもりですよろしくお願いします。

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雪夢(プロフ) - エリナさん» はいありがとうございます (2018年10月19日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - わかった消します (2018年10月19日 19時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 雪夢さん» 凄いなぁ… (2018年10月15日 20時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - エリナさん» とりあえず気合で() (2018年10月15日 20時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 先生質問です!どうやったらそんなに早く更新出来るんですか? (2018年10月15日 19時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪夢 | 作成日時:2018年9月25日 21時

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