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第12話 ページ12

デ「52、53、54…」

あれから殴り続けられているタルミエル。

その姿は、原形が分からない程潰されていた。

タ「ん゙〜〜〜…」

小刻みに震えながら唸る。

タ「ふっ!!」

そして、気合の声と共に体が元通りになった。

心故しか、今までよりも体が丈夫になっているようだった。

デ「!?」

そのためだろうか、デリエリの攻撃が通用しなかった。

タ「いつまでやってるつもりですか〜〜?」


タ「ほ?」

いきなりタルミエルの体が真っ二つに引き裂ける。

ガ「“伐裟利(ばっさり)”!!」

タルミエルの体を真っ二つにしたのはガランだった。

ガ「すまんなデリエリ。お前さんの獲物を横取りしてしま…」

そこまで言いかけ、デリエリとガランはタルミエルの異変に気付いた。

切り裂かれたはずのタルミエルの体が、ピッタリとくっ付いたのだ。

流石にこれには2人も驚いている様子だった。

タ「あなたたちの今の表情最高〜〜〜♪」

薄気味の悪い笑みを浮かべながら言った。

それを見て2人は同時にタルミエルに襲い掛かった。



サリエルがモンスピートに向かって突進する。

だがそれをモンスピートは難なく避けた。

そして2人共ピタッと止まったかと思うと、突然モンスピートの腕に傷ができた。

それもただの傷ではなく、かなり深いものだったのだ。

モ「へぇ、なるほど…。面白いね、キミ」

サ「アハッ、いい勘してる。君が死ぬまで僕を存分楽しませて!!」

そう言いながらまた突進し始めたサリエル。

だがその途中で、サリエルは何者かに突き飛ばされた。

サリエルを突き飛ばした犯人は、フラウドリンだった。

フ「モンスピート様、ここは私が…!

!!」

するとモンスピートと同様に、フラウドリンの手も傷だらけになっていた。


サ「言ったよね?5分で済ませるってさ」

砂埃の中には、腕を組みながら立っているサリエルがいた。

モ「5分あれば十分だよ…」

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雪夢(プロフ) - エリナさん» はいありがとうございます (2018年10月19日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - わかった消します (2018年10月19日 19時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 雪夢さん» 凄いなぁ… (2018年10月15日 20時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - エリナさん» とりあえず気合で() (2018年10月15日 20時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 先生質問です!どうやったらそんなに早く更新出来るんですか? (2018年10月15日 19時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪夢 | 作成日時:2018年9月25日 21時

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