覚醒した大罪人 (ページ2)

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第2話ページ2

丘人視点

丘「霊槍バスキアス第二形態「守護獣(ガーディアン)」

“壊死毒(ネクロシス)”」

俺が召喚した虫の様なものは、カルマディオスの腕を刺した。

するとどんどん色が悪くなっていき、やがて動かなくなった。

…それにしても、何故魔力を使いこなせているのか。

そして何故技名を知っているのか。

正直俺もよく分からない。(え)

多分魔力を使いこなせているのは、俺とグロキシニアの魔力が似ているからだと思う。

でも技名は何故か頭の中にあるんだよな…。

本当不思議でしょうがない。

丘「…よし、腕は封じたぞ」

茉「オッケー…!

“縛錠(ギガ・ロック)”!!」

茉林が技名を唱えると、岩で出来た手が出てきた。

その手は、カルマディオスを握った。

丘「今だ!!」

俺がそう言って突っ込もうとすると、向こうも攻撃を仕掛けてきた。

口から、かなり大きな塊が出てきたのだ。

ここで避けたとしても、きっと間に合わない。

そう思っていると、前に誰かが現れた。

丘・茉「!!?」

カ「メリオダス様……」

メ「…悪く思うな、カルマディオス」

メ「「全反撃(フルカウンター)」!!!」

カ「な…ぜ…なぜ…だ…!!」

メリオダスが剣を勢いよく振ると、カルマディオスの攻撃が倍になって跳ね返った。

…あれ、この技どこかで見た様な…。

茉「ねぇ、丘人…あの技、Aと同じ…」

丘「あっ、確かにそうだ…!」

そうだ、Aだ。

確か全く同じ名前だったような。

でも、何でだ…?

ここは過去のはずだけど。

って、ボーッとしている場合じゃないな。

カルマディオスが弱っている間に、一気に攻めないと。

丘「霊槍バスキアス第十形態「翠蛸(エメラルド・オクト)」!!」

茉「“砕破(ギガ・クラッシュ)”!!」

カ「おのれ…すぐに、舞い戻って…必ず…や…同胞たち…を…!!」

俺と茉林の攻撃が、見事カルマディオスにヒットし、ついに倒した。

最後に何か言っていたが、よく分からないから無視。

茉「はぁ…はぁ…やった、のかな?」

メ「…ひとまず退けたってとこだろ」

俺は安心しかけたが、まだ後ろには大量の魔神族がいることに気がついた。

丘「まだ、後ろには大量の…!」

そう言いかけて、驚いた。

後ろには1匹も魔神族がいなかったのだ。

茉「あ、れ?魔神族の軍勢は?」

エ「帰ってもらったわ」

丘「え、どうやって…」

エ「私は少し話をしただけ、誰もこんな争いは望んでいないもの」

メ「エリザベス…」