第7話 (ここから視点がコロコロ変わります) ページ8
霊夢視点
魔「…なぁ、本当にAをおいてきても良かったのか?」
霊「だって、能力も無くて戦うことになったらどうしろって言うのよ?」
魔「まぁそうだけど…あいつ暇じゃないのか?」
霊「私の予想だけど、Aは多分紅魔館に行くと思うわ」
魔「なんでだ?」
霊「パチュリーのあの本を見た時あったでしょ。あの時Aが本のこと気にしてたから…」
魔「なるほど…というか、どんどん寒くなってきてるぞ…」
霊「そうね…急ぎましょう」
A視点
「…暇だな。…」
とても退屈していた。
……紅魔館にでも行こうかな。
紅魔館にて
「パチュリー、いるー?」
パ「いるわよ。どうしたの?」
「さっきの本見せてほしくて…」
パ「あぁ、いいわよ」
「ありがとー」
読書中
「なるほど……」
結構読んだが、やっぱりあの言葉が引っかかる。
「んー…もう少し読もうかな」
もう少し読書中
「あーもーなんだろー!!」
私は頭をかきむしった。
読んでも読んでも思い出せないのだ。
パ「どうしたのよ、そんなに叫んで…」
「分かんな……いっ」
「ぐっ、あぁ…!」
パ「だ、大丈夫…!?」
「あだま…いだい…」
突然私は激しい頭痛に襲われた。
「くっ、あぁあぁあ!!」
パ「なっ、何!?」
パチュリーが驚いたのは、私ではなく、腕に付いていた髪ゴムだった。
私が叫んだと共に、とてつもない光を放ったという。
パ「……どうしたの?」
「思い出した……」
そう、思い出したのだ。あの引っかかっていた言葉の意味を。
髪ゴムのストラップを。
パ「何を…?」
「この髪ゴムのストラップのことを!」
パ「え?」
「ありがとパチュリー!」
パ「あぁ、うん…(私本を貸しただけなんだけど…)」
そう言って私は、紅魔館を出た。
「(…霊夢達大丈夫かな…)」
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雪夢(プロフ) - うんうん、まさか2000行くとは思わなかった… (2018年7月18日 15時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 2000hitしてる! (2018年7月17日 20時) (レス) id: 1145810129 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - 本当?!ありがとう!! (2018年7月7日 12時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
masanyan(プロフ) - すごく面白かった(≧~≦))風花 雅恵 (2018年7月6日 22時) (レス) id: 6b6372143f (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - ありがとー (2018年6月24日 16時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪夢 | 作成日時:2018年4月22日 13時