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第36話 ページ42

丘人視点

魔「うし、着いた」

朱「浮けるって便利だな」

朱斗は浮けないため、魔理沙の箒に乗ってきた。

丘「というかここ、見通し悪いな…」

殺気を感じたという場所が森で、木の量が凄かった。

ここで戦うとなると、移動がしずらい。

魔「まぁそうだな…。あ、アリスの家行ってくるぜ」

朱「おう」


魔理沙視点

魔「アリス、いるかー?」

ア「あら、どうしたの魔理沙」

魔「…いや、様子を見に来ただけだ。無事なら良かった」

ア「それだけなのね」

魔「あぁ。……待て、お前…」

魔「本当にアリスなのか?」

ア「え、何言ってるの魔理沙…?私はアリスよ?」

魔「そういうことじゃなくて…いつものアリスじゃない気がすんだよ」

ア「いや、私はいつもの…」

魔「いつもなら急に私が入ると何かしら言うんだよ。なのにさっきは言わなかった」

そうなのだ。私がノックもせずに入ったりすると、ノックくらいしなさいよ、とか言われるのだが…今回は言っていない。

ア「それは私がもう諦めたからよ。魔理沙が何度言っても聞かなかったから…」

魔「そんな訳ないだろ」

もし諦めたなら、呆れながら「いらっしゃい」とか言うはずだ。

ア「……」

しばらくアリスと見詰め合っていた。

ア「さすが、魔理沙だわ」

アリスは微笑んで、人形を私の方へ飛ばしてきた。

魔「やっぱりな…」


丘人視点

丘「魔理沙遅いなー」

朱「あぁ…」

そんなこと言っている時。

魔理沙が行った先で爆発音が聞こえた。

朱「なんだよ…!?」

丘「まさか、アリスって言う人が…」

朱「じゃあ速く行くぞ!」


ア「ふーん、そこ避けるのね」

丘「おい魔理沙、大丈夫か!?」

魔「あぁ。気付いたんだな」

朱「あんだけ音出てりゃ気付くわ」

ア「あら、救世主?」

魔「救世主って程でもねぇな」

ア「あぁそう」

朱「聞き流してんじゃねぇよ」

ア「スペルカード発動」

ア「咒符「上海人形」」


丘「人形!?」

魔「避けろ!」

俺は避けたが、朱斗は避けきれず、少し傷を負った。

丘「大丈夫か朱斗!」

朱「あぁ、俺は平気だ。油断すんじゃねぇ!」

朱斗の言う通りだ。あの人形の動きは意外と速い。

ア「まだ行くわよ」

ア「咒詛「蓬莱人形」」

丘「増えた…」

朱「“強奪(スナッチ)”」

ア「え、何…人形が…」

朱斗に引き寄せられる様に、片方の人形がアリスから離れていく。

どうやら人形は糸で操られているらしい。

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雪夢(プロフ) - うんうん、まさか2000行くとは思わなかった… (2018年7月18日 15時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 2000hitしてる! (2018年7月17日 20時) (レス) id: 1145810129 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - 本当?!ありがとう!! (2018年7月7日 12時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
masanyan(プロフ) - すごく面白かった(≧~≦))風花 雅恵 (2018年7月6日 22時) (レス) id: 6b6372143f (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - ありがとー (2018年6月24日 16時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪夢 | 作成日時:2018年4月22日 13時

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