幻想入りした大罪人

第17話 ページ20

紅魔館にて

？「…あっ、霊夢！」

霊「咲夜、今どんな状況？」

咲「妹様が暴走化していて…お嬢様が抑えてくれているの」

魔「でもなんでだ？フランは最近まで力をコントロール出来てたじゃねぇか」

咲「原因は分からないのよ…」

茉「ということは、これから戦いになるってこと！？」

光「えっ、私全然技出来てないよ！？」

「大丈夫だよ、なんとなく勘でやれば」

光「勘で出来るの！？」

「出来るでしょ」

霊「じゃあ咲夜、私達が危なくなったりしたら時を止めて頂戴」

咲「分かったわ」

咲夜という人は、時を止められるのか。

見た目がメイドだったので、少し驚いた。

魔「よし、行くぞ！」

茉「うん！」



レ「はぁ…はぁ…」

フ「どうしたのお姉様？もっと遊んでよ」

レ「フラン…貴方どうして…」

フ「スペルカード発動」

フ「禁符「クランベリートラップ」」


パチン

レ「…さ、咲夜…！」

咲「大丈夫ですかお嬢様！」

レ「大丈夫よ、それよりフランを…」

フ「あぁもう、邪魔してきたか」

霊「こんなに近いと殺気が凄いわね…」

魔「威圧感ヤバいぜ…」

フ「まぁいいや。全員今すぐ消してあげる♪」

茉「こ、怖い…」

「っ！」


フ「チッ、不意打ちしたんだけど」

光「凄い反射神経…」

霊「フランは動きが速いわよ！」

茉「つまり油断するなってことだね！」

魔「スペルカード発動！」

魔「恋符「マスタースパーク」」


フ「遅い！」


魔「っ…危ねぇ…」

魔理沙は間一髪の所で避けた。

霊「スペルカード発動！」

霊「夢符「二重結界」」


フ「わっ、何これ出れない！」

魔「よし、かかった！」

魔「恋符「ノンディレクショナルレーザー」」


「(…っ！違う！)」

「魔理沙！それは違う！」

魔「は？何言って…がはっ」

フ「それは分身でした〜」

「く…」

もっと、もっと早く気付いていれば魔理沙は助かっていた…

だが、向こうも分身が使えることが分かった。

分身と分かればこっちも分身して、抑えればいけるのではないか。

茉「“大地の剛剣(グラウンド・グラディウス)”!!」


フ「わわ、何だこれ！？」

「使えるようになったんだ！」

茉「うん！」

光「(…私もやってみようかな)」

フ「(クソ、厄介なのがいるな…まずはこいつらから消そう)」

「…」

私はシュッっと神器を振った。もちろん、分身だ。

分身を色々な方向に散らし、隙を見て仕掛ける。

茉「！？」


フ「…予測出来てたんだ」

「うん」

第18話→←第16話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す