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Aver
…正直心配なんだよな。
Aって勘がいいから気付かれそうなんだよ…。
やるけどさ。
カッターをいじっていると、急にAが神器を出して見つめ始めた。
…怖いんだけど。
無表情だから余計に怖い。
…とりあえず続けよう。
「……」
Aは無反応、というか睨んできてる感じなんだけど。
…まぁ、次いこうか。
と、思った瞬間。
「ねぇ」
茉「っ…」
Aのいつもより低い声が聞こえた。
…まさか怒った?
「…その態度、何なの」
茉「…え?」
「だから、さっきからカッターカチカチしてうぜぇんだよ。何、存在アピール?」
ガチトーンだ…。
「何で黙ってんの」
茉「…」
「まぁ所詮はただの目立ちたがり屋だもんね。自傷行為して心配してもらおうとか考えてたんでしょ」
茉「…違、う」
「違う?じゃあ何でカッターなんか持ってんの?」
威圧感半端ない…。
神器振りながらこっち向かってきてんだけど。
茉「これは…」
「もう言い訳とかいいからさ、いい加減認めたら?自分が目立ちたがり屋ってこと」
茉「…っ」
Aの言葉が次々と心に刺さる。
「前からずっとうんざりしてたから…
もう、いいよね」
Aは持っていた神器を私に向かって振った。
痛い…
とは思わなかった。
頭の横で神器が止まってる。
茉「??…」
「はは、ごめん、逆ドッキリだよ」
茉「……??」
思考停止中。
「逆ドッキリ」
茉「あっ…そういう、こと…!?」
「そういうこと」
演技力高すぎでしょ。
いや本当に焦ったんだけど…。
茉「…怖かった〜…」
「ははは、ごめ〜ん」
謝る人の態度じゃないでしょう…。
…そういえば、逆ドッキリって言ってたな。
「途中からドッキリかな〜、とか思ったからね」
茉「あぁ、なるほど…」
もう途中で気付かれていたって訳か。
やっぱりAにドッキリを仕掛けるのは間違っていたんだな…。
「あれは分かりやすかったよ」
茉「参りました……」
「土下座までしなくてもいいよ…」
茉「…って、演技中の言葉って…」
「勿論全部嘘」
茉「よかった…あれが本当だったらうちもう…」
「あんなにストレートに言う訳ないから大丈夫」
茉「はは、そうだよね…」
ちょっと、気晴らしに散歩しに行こう。
茉「ちょっと散歩行って来まーす」
「うん」
「…まぁ、全部嘘って訳じゃないんだけどね」
End.
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雪夢(プロフ) - エリナさん» 全然大丈夫だよー、指摘してくれてありがとう (2018年9月24日 14時) (
レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - あ…確かに見間違いだ…すいませんでしたー！○|￣|＿ (2018年9月24日 12時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 雪夢さん» え、マジ？ちょっと落ち着いて深呼吸してから見てみる (2018年9月24日 12時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - ごめん多分漢字がめっちゃ似てるから見間違いだと…でも指摘のお陰で誤字った所直せたありがとう (2018年9月23日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - エリナさん» あ、え、マジ?見てこよう (2018年9月23日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪夢 | 作成日時：2018年6月24日 20時
