第38話 ページ44
茉「2人を…超える…?」
丘「つまりは…俺等を鍛えるってことか?」
グ「その通りっス」
茉「で、でも何で?私達は2人の敵なのに…」
グ「ま…気持ちは分かるっスよ」
ド「だが我らは魔神族に非ず……かつて巨人の王、妖精の王として共闘した…＜十戒＞を…魔神の王をいつの日か打ち滅ぼさんと夢見て」
丘「魔神の王…」
ド「しかし我らは戦いの最中、それぞれにある選択を迫られ、選んだ末今に行き着いた…」
茉「…一体、何があったの…?」
グ「丘人…それから茉林だったっスね。
キミ達に是非証明してほしい…あたしらの選択が正しかったか否かを＿＿＿」
正直理解が追いついていない。
まず、整理しよう。
グロキシニアとドロールは、それぞれの種族の王だった。
それに元は＜十戒＞ではなく、過去にあった戦いがきっかけで＜十戒＞に入らざるを得なくなった。
そして、その選択が正しかったかのかどうかを俺達に証明してもらいたいって言っているのか。
丘「それって、リスクはどれだけ高いんだ?」
グ「かなりあるっスね。一歩間違えれば確実に死ぬっス…」
茉「死ぬ、って…」
グ「でも約束するっス。この試練は君達に大きな成長をもたらすと」
丘「なるほどな…」
グ「強制はしない…ゆっくり2人で考えるといいっス」
俺はチラリと茉林を見る。
すると複雑な表情をしていた。
そりゃそうだろう。
「一歩間違えれば確実に死ぬ」なんて言われたら簡単に答えられる訳ないのだから。
…でも、試練に合格すれば、俺達は強くなれるかもしれない。
そう考えると、試練は受けたい。
……
…よし、決めた。
俺はもう1度茉林を見る。
茉林も決めたような表情。
それを確認して、息を吸った。
丘・茉「やる!」
グ「…君等ならそう言うと思ったっス…!!」
すると急に地面が割れ、光が溢れ始めた。
茉「眩し…い」
丘「何が…始まるんだ…?」
グ「ドルキモト・ヘカトコベ・ノクタセン・キエト…!!」
丘・茉「っ…!!」
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雪夢(プロフ) - エリナさん» 全然大丈夫だよー、指摘してくれてありがとう (2018年9月24日 14時) (
レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - あ…確かに見間違いだ…すいませんでしたー！○|￣|＿ (2018年9月24日 12時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 雪夢さん» え、マジ？ちょっと落ち着いて深呼吸してから見てみる (2018年9月24日 12時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - ごめん多分漢字がめっちゃ似てるから見間違いだと…でも指摘のお陰で誤字った所直せたありがとう (2018年9月23日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - エリナさん» あ、え、マジ?見てこよう (2018年9月23日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪夢 | 作成日時：2018年6月24日 20時
