小さな救世主

さんじゅうご ページ36

重岡side



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怖い…こんな神ちゃん見たことない…









俺の手を引きずんずん進んでいく神ちゃん。

向かう場所はもう決まっているのだろう









照「 おお！！シゲと神ちゃんやん！

どっか行くん？？」









道の途中で照史くんに出くわした







重「 なんかな、濱ちゃんの場所聞いたら神ちゃん形相変えよって…

今どこかに向かってんねん」









自分では状況が伝えられない神ちゃんのかわりにとりあえず俺が現状報告








すると神ちゃんと同じく照史くんも少し曇った表情をした









照「 …俺も行く、二人だけだと危ないわ」









重「 え？なんでなん？」








照「 ほら、はよいくで」









今度は３人で早歩きでどこかに向かっていて…かなり久々のエレベーターにのりこむ









照「 まずいな…」







重「 なにが？」









照「 このエレベーター濱ちゃんの匂いする…
ついさっき乗ってたってことやな」









…まじか、恐るべし照史くんの嗅覚









それから、先を歩く二人について行ってたどり着いた場所は木の扉の部屋









照「 神ちゃん…ここに来んのいつぶりやろね…」









照史くんの言葉にゆっくりと頷く神ちゃん




二人の表情は相変わらず険しいまま








……一体この向こうに何があるんやろう

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