小さな救世主

にじゅうご ページ25

流星side




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次の日の朝…いつもは一番起きるのが遅いくせに何故か一番早く起きてしまった







リビングのカレンダーに目を向けると今日の日付の所に青いペンで流星くんと書かれている








今さら…カウンセラーさんに何期待してんのかな…









流「 さむっ…」









最近は朝がかなり冷えるから、

温かいココアを飲んでいるとリビングの扉が開いた









淳「 …え、なにこれ。なにごと…？流星が起きてる？今日雪でも降るんちゃう？」









挨拶もなしかい。失礼な。









流「 おはよう淳太くん

田舎の方はもう降ってるらしいで」









淳「 へぇ？そうなんや」









淳太くんは眼鏡をかけて足を組み優雅に本を読み出した









…うん、何か似合うな









淳 「 流星」







本から視線は離さないままいきなり話しかけられた







流「 …なに 」









淳「 流星も変わりたいと思ってるんやな、よかった 」









流「 …は？別に変わりたいなんて、思ってへんし。」








淳太くんは一瞬顔を上げると、ふっ、と微笑んだ









淳「 ほんま相変わらず嘘つくの下手くそやねんな」

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