小さな救世主

にじゅうに ページ22

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『 とりあえず説明はこれで終わりなんですけど、何か質問ありますか？？』








濱「 はい！！！！」









『 濱ちゃん！なんですか？？』









濱「 カウンセラーさんやし仕方ないことなのかもしれへんけど…

俺、敬語使われるの嫌やな……」









“ 俺、敬語使わないでほしいな？”









『……え。』








少し照れながら言う濱ちゃんの姿が
ある人と重なってしまって嫌な記憶が蘇る









濱「 ごめん…やっぱええわ！！」









『 ううん…いいよ！敬語使わないように気をつけるね！』









濱「 えっ！ほんま…！？おおきに〜！！」









それからとりあえず夕食までは解散ということになってほとんどの人が部屋に戻っていった









『 よしっ…！』









その間に私はカレンダーに全員分の診察日を書き込んで準備完了








少し疲れたのでソファーに座っていると

ふと、背後に気配を感じた









『 ん…どしたの…？』









望は私が振り返るとすっ、としゃがんで隠れてしまった









“ 可愛がってやってな……”







ふと、さっき紹介の時に言われた照史くんの言葉を思い出す








そっか。この家では一番末っ子だもんね

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