【ハイキュー】京都弁系男子は宮城の大学に通ってます【男主】

６話 ページ6

「ってなわけで、よろしゅうな！」


軽く自己紹介をした後、そう挨拶すると元気よく返してくれる烏野チーム

約一名月島さんに似てる子は元気ちゃうけんど、拗ねたときあんな顔してたなぁ月島さん。めっちゃ似とる･･･

まぁ、確率的に月島さんの弟さんちゃうわなー


「そっち話し終わったかーっ、終わったんならA。来い」


「だってよ、行ってこい」


「とほほ･･･なんですかもう･･･」


音駒チームの監督、俺が高校１年生の時から知っとる猫又さんの呼び出し

練習６日間連続ブロック練習、もう足がぱんぱんやで･･･

それなんにこんな移動させられるなんて


「いじめよくあらへんですよ」


「ふぉっふぉっふぉっ、悪いと思ってるが謝らない」


「んな殺生なぁ･･･」


「早くこいつらに自己紹介してやれっ」


こいつら、とは音駒チームの選手だろう。うっわ余裕で俺より背高い奴おるぅ･･･なんかごっつ目キラキラさせとるけど


「えっと、大学で現役バレーボール選手させてもらっとります。ＭＢの高良田Aですわぁ。どうぞよろしなに」


「関西弁！」


「せやで、正確には京都弁やけど」


モヒカンくんは珍しそうに目を輝かせてる、なんやほんまに猫みたいやなっ

猫じゃらしと遊ぶ猫みたいで、思わずくすくすと笑ってしまうと目を見開かれる

しかも全員に


「え、えっ？」


「あまりうちの生徒に、道踏み外させるようなことしないで欲しいねぇ」


「？？」


「よぉし、お前等準備しろ。繋心試合やるぞー」


よくわからないまま体育館に響き渡る声を聞く、道踏み外す？まさか煙草！？いや、俺煙草吸わんし･･････じゃあ酒か！？

･･･あほやろ、飲ます時間どこにあるっちゅうねん

あー！！わからん！！


「答え教えてください！」


「自分で考えろー」


「分からんから聞いてはるんですぅぅぅううう！！！」









「騒がしいなぁあの人」


「あはは、月島は苦手なタイプかもな」


まぁ無理ないかと菅原さんは笑う、結構小さな声で言ったんだけど･･･この人地獄耳なの？

というか俺はって･･･


「菅原さんは苦手じゃないんですか」


「だべ！」


･･･ま、普通に考えて苦手そうではないだろうけ


「もっともっと、知りたいくらいに、好きだよ」


いってらっしゃい、そう笑うあの人の笑顔は

今までで一番、恐怖を感じた笑顔だった

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