太陽のような君

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夕飯を食べ終え、後片付けをして帰る支度をする。





「今日はありがとうね。」


日向「いえいえ！次はAさんの料理食べましょうね！」


「れ、練習しておきます。」

















お邪魔しましたと言い玄関を出ると、日向くんも一緒に出てきて家の鍵を閉めている。
















日向「夜道危ないので家まで送ります！」


「いやいや、大丈夫だよ！そんな遅い時間でもないし…」


日向「こっちこそ大丈夫です！初めから送るつもりでいたので！」










明日も早朝から練習があるだろうし、本当に大丈夫だよと伝えるが、なかなか引き下がらない。


















日向「…侑さんには家まで送ってもらって、俺には送らせてくれないんですか…？」



















私の袖を少し掴み、ムッとする日向くん。
それを聞いた私はというと、口をポカーンと開けて固まる。
















この前、みんなでおにぎり宮行った時の事…？












日向「ダメですか…？」


「…だ、ダメじゃないけど…！」


日向「じゃあ決まりですね！」












日向くんは掴んでいた私の袖を離し、「コンビニ寄ってアイスでも食べながら帰りましょうよ！」と呑気に喋りながら私の少し前を歩く。















完全に日向くんのペースにはまってる…。
















日向「あっ、Aさんの好きな食べ物、アイス部門だと何ですか？」


「…ガリッとみかんかな。さっぱりしてるし。」


日向「わかります！あれ美味いですよね！

…そういえば、俺の高校のセカンドユニフォームがオレンジだったんですけど、そんときのセッターに全身みかん野郎って言われたんですよ！」






ほんっとネームセンスねえ！アイツ！
と、愚痴をこぼしながらプンプンしている日向くん。

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