太陽のような君

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短大卒業後、「株式会社ムスビイ」に入社して3年目








やっぱり朝は眠たくて、大きな口開けてあくびをしながら会社の廊下を歩く。













昨日夜更かしせずさっさと寝れば良かったな…












今日もこれから長時間デスクと向き合うと思うと、少し項垂れる。








すると誰かに後ろから肩を叩かれ、パッと振り向く。









侑「おはよーさん。」


「宮くん。おはよー。」


侑「Aちゃん、えらい眠そうやな。」








顔を覗かれ、クスクスと笑われる。


宮くんとは同い年ということもあり、仲良くしてもらってる。













「昨日ちょっと夜更かししちゃって。」


侑「生活リズムはちゃんと整えんと、臣くん怒るで〜。」







といって、宮くんは隣にいた佐久早くんの肩に手をポンと置く。
佐久早くんは嫌そうな顔をして「触るな」と言った。






「おはよう佐久早くん。」


佐久早「…はよ。」









こちらも同い年の佐久早聖臣。
今年の春からMSBYに入ったらしく、宮くん経由で少し話すようになった。










「2人とも、バレーの調子はどう？」


侑「俺はいつも絶好調や。」


佐久早「…サーブが上手くいかないって叫んでんじゃん。」


侑「臣くんうっさいねん！そこは黙っとってや！」


佐久早「…お前の方がうるさい。」


侑「なんやと！」








しばらく2人で言い合いをしてたから、「2人とも仲良しだね」
と言うと佐久早くんはギュッと眉間に皺を寄せた。

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