_聞いたっけ ページ10
「僕は兎じゃないって!
そして海派だったのは想定外っ!!」
くっそぅ……と悔しがっている。
「変な人たちですね十四松。」
「でしょー?」
「いや、君も相当可笑しい変人だよ?!」
ムッ……変人じゃない。
「あ、名前聞いてないやー!名前は?」
なんか聞けば聞くほど、危ない人達にみえるんだけど、大丈夫かな。
…まぁ、いいか。
「横浜Aです。」
「へぇ……A、ね。可愛い……」
「おそ松、顔をほころばせないでください。
傷つきます。」
「どこに傷つく要素あんの?! 」
「十四松のニヤけたところが想像できるので、嫌いですその顔。 」
と、言ったらどこからか声が聞こえてきた。
「ははーん。十四松にホレたってわけか!
カラ松girl……いや、十四松girl……」
「……意味が分かりません。
誰でしたっけ。トド松でしたっけ。」
「トド松は僕!」
「あぁ!兎さんの名前でした!」
「兎じゃない!」
じゃあこの人誰。
か、カラ……カラあげさん?
「カラあげさんですか?」
「いや、逆に聞くけど何がどうなってカラあげなの?」
「カラあげが好きそうですから。」
「人の心でも読めんのかこいつ。」
そんな能力はないと思い……たいですけど。
「……カラ松さぁ……」
「カラ松ですか。聞いた覚えがないです。」
ガックリと項垂れるカラ松をよしよしするのは……
チョロ松?
これを見て世の中の……やめておこう。
あまり男の人の恋愛には興味が無いな。
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作者名:イチゴミルクティ。 | 作成日時:2021年2月6日 23時