7.7 ページ46
貴女side
貴「あんな風にカッコよく微笑まれたら、聞けるものも聞けないよなぁ…」
次の日、
今日こそ律くんにゆうの妹の事とか、いろいろ聞こうと思って、覚醒ラボに向かう。
…この時は今日も平和に1日が終わるんだと思ってた。
覚醒ラボじゃなくて、相談所に行けば良かったかな、
いや、どちらに行ってもきっと結末は同じだっただろうか。
貴「こんにちは〜…ぇ」
ラボのドアを開いた途端、幻覚かなんかを見ているのかと思った。
だって、
ドアの先はすべてがボロボロで
いつもは笑顔で出迎えてくれる開発者の人達も、密裏さんも、みんな怪我をして倒れて気を失っていたから。
…律くんは？
まだ来てない事を願う。
でも、いつも早く来てるあの子たちは？
怖くなる。
心臓がどくどくと音を立てる。
「まだこんな小娘がいたのか」
背後から聞こえた声。
貴「っ！！」
反応が遅れた。
手に鈍い痛みが走る。
どうにかバリアは出せたものの、攻撃されたところがじんじん痛み、そんなに持たない。
「なんだ。おまえは他のガキどもよりは強いんだな。」
やっぱりなんかされてたのか！！
貴「っ！！他の子供はどこにやった！！」
くそ…顔がよく見えない…！！
「まぁ、いくら能力が使えても、お前みたいなガキ、大人には勝てないんだよな！」
貴「ううっ！！」
ついにその男は物理的に私の顔を掴んで来た。
そして、ぐいっと口を押さえられる。
大人の力なんて卑怯だ。
私なんて、物理的になると、そんな力も無いのに…
しかも…
貴「…ん、んん…！」
口から無理やり睡眠薬を吸い込むように仕掛けられてる…！
薬に勝てるわけが無く、意識が薄れていく。
貴「…ぁぅ…」
必死に目を凝らして男の顔を見ようとする。
…あーぁ、これから死ぬのかな、殺されるのかな、
最後に見えたのは、
顔に傷がある、眼鏡をかけた男の顔だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
UMINA(プロフ) - ふぉーりみ好きです！！！！うわぁぁぁあモブくんの絵見た瞬間発狂しましたもん((((( (2017年8月4日 23時) (
レス) id: 1e6e2b2475 (このIDを非表示/違反報告)
ロイちゃん(プロフ) - あちさん» ままままじですか！！！ｳﾜｱｱｱｱ…めちゃくちゃ語りたい…！！！！頑張ります！！ (2016年9月17日 23時) (レス) id: bae9f1ae1f (このIDを非表示/違反報告)
あち - わにまもふぉーりみも大好きでっす!! 頑張って下さい！！ (2016年9月17日 22時) (レス) id: 526f848dda (このIDを非表示/違反報告)
ロイちゃん(プロフ) - 砂糖さん» そんな風にいって貰えて本当に嬉しいです！！更新するしかない！！夏休み終わるのしんどいですよね…お互い頑張りましょう！ (2016年8月26日 17時) (レス) id: bae9f1ae1f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - 夏休み終わってロイさんの小説がもう、楽しみで早く帰ってきましたw読んでて本当楽しいですね！これからも頑張ってください！！ (2016年8月26日 17時) (レス) id: 6bfaf94634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロイちゃん | 作成日時：2016年8月8日 14時
