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律side
貴「…あの、密裏さん、ちょっと影山くんかります!!」
Aさんはそう言うと、僕の手を引っ張って外へと連れてった。
律「ちょ、」
密裏「…本当に仲いいね…いってらっしゃ〜い。」
バタン、とドアを閉めるなり、僕の顔をまじまじと見るAさん。
可愛い…
貴「…エクボ、生きてるの??」
律「…あ、はい。今僕の中。」
そう言うと、ぱぁっという効果音がするように表情を明るくし、Aさんは僕を抱きしめてきた。
律「…へ、ちょ、ふぁあぁ…⁉///」
僕に当たるAさんの柔らかい胸、絡まる細い腕、全身で感じるAさんのにおい。
だめだ。幸せ。
兄さん、いっつもこんな思いしてるの…?
貴「エクボーー!死んだときはどうしようかと思ったよぉっ!!
あ、やっぱそんな思ってないけど。
生きててよかったー!
特に利益ないけど。」
ま、僕に向けてじゃないけどね、
Aさんがエクボに声をかけると、
僕の中からエクボがにゅーっと抜けてきた。
エクボ「あ!?おい!一言ずつに嫌味つけるのやめろ!!!
このクソ小娘が!!」
貴「うわ!!本物きた!!きも!!」
エクボ「いい加減呪うぞ?」
「冗談だよ」と言って笑うAさん達を見ていると仲いいんだな、と思う。
貴「この事、モブには言ったの??」
律「兄さん?」
エクボ「モブには律の力がもっと強くなったら、サプライズで見せてやるんだ!な!」
あぁ、そんな事言ってたな
律「うん。だから、秘密にしておいてくれますか?」
僕は満面の笑みで返した。
貴「うん!りょーかい!」
そう言った途端、Aさんの電話から着信音が聞こえる。
「ちょっとごめんね、」と言ってAさんは電話に出る。
貴「あ、はい。え、今からか…いーよ!アイス奢りね!」
電話の相手は多分霊幻さんだ。
この調子だと、兄さんも呼び出されてるはずだ。
暫くすると、Aさんはこっちを振り向いた。
貴「ごめんね!今日用事が出来たから、また来るね!」
「またね!」と言って手のひらをひらひらとするAさん。
そして、走って近くの角を曲がってしまった。
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UMINA(プロフ) - ふぉーりみ好きです!!!!うわぁぁぁあモブくんの絵見た瞬間発狂しましたもん((((( (2017年8月4日 23時) (レス) id: 1e6e2b2475 (このIDを非表示/違反報告)
ロイちゃん(プロフ) - あちさん» ままままじですか!!!ウワアアアア…めちゃくちゃ語りたい…!!!!頑張ります!! (2016年9月17日 23時) (レス) id: bae9f1ae1f (このIDを非表示/違反報告)
あち - わにまもふぉーりみも大好きでっす!! 頑張って下さい!! (2016年9月17日 22時) (レス) id: 526f848dda (このIDを非表示/違反報告)
ロイちゃん(プロフ) - 砂糖さん» そんな風にいって貰えて本当に嬉しいです!!更新するしかない!!夏休み終わるのしんどいですよね…お互い頑張りましょう! (2016年8月26日 17時) (レス) id: bae9f1ae1f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - 夏休み終わってロイさんの小説がもう、楽しみで早く帰ってきましたw読んでて本当楽しいですね!これからも頑張ってください!! (2016年8月26日 17時) (レス) id: 6bfaf94634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロイちゃん | 作成日時:2016年8月8日 14時