太 陽 か ら の 贈 り 物

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光side

慧「おはよ…」

光「あ、おはよ大丈夫なの?」

慧「薬のおかげで」

夕方近くになってやっと起きて来た慧
確かに朝よりかは顔色も良くなってる

慧「あーあ、俺も行きたかったなぁ」

光「水族館?」

慧「そう」

光「慧元気だったら行かなかったかもよ。宏太が二人分静かにするためだろうし」

慧「まぁだろうね」

光「よくなったならこれ見る?」

慧「ぅん?なに?」

光「宏太からプレゼント」

慧「は?(笑)」

それは水族館の二人の写真
なぜか慧のスマホではなく俺のスマホに送ってくる

まぁ、慧がよくなる前に見ないようにだろうけどね



慧「ヤバい…この大ちゃん世界一可愛い…」

光「またぁ?ほんと親ばか野郎」

慧「だってこれとか天使」

光「さっきも聞いた」

慧「気のせい 気のせい…ふっ、雄也は面白い(笑)」

光「なんか雄也かわいそうなんですけど(笑)」

慧「だって見てみ?(笑)」

光「…まぁ否定しない」

慧「でしょ?(笑)」

光「…でも、なんか慧と二人って新鮮」

慧「昔はずーーっと一緒だったけどね」

光「嫌だったみたいな言い方(笑)」

慧「だって、俺より俺のこと知ってたりするじゃん。あ、大ちゃんに変なこと教えないでね?雄也にも!」

光「こちらこそ。てか、慧の方が言いそうだし」

慧「んなことねーし……ん、電話」

光「ちょ、勝手に出んなよ」

慧「大丈夫、宏太だから。あ、もしもし?」

光「そーゆことじゃやいだろーが…」

戻してもらうのもめんどくさいし、宏太ならいっか
隣で聞いてると電話の向こうから聞き取れないけど宏太の声が聞こえる

慧「………ん、オッケー。…うん、代わって。…あ、大ちゃん楽しかった?…うん、パパ元気だよ。…クラゲ?………そっかぁ。じゃあ、続きはお家帰ってきてから教えて?…うん、ばいばい…………はい、もう帰ってくるって」

光「りょーかい」

慧「で、何で電話中ずっと俺見てんの」

光「いや、パパしてんなーと思って。なんか、さっきまで昔はとか話してたから慧がパパって言ってると、なんかおかしくて…(笑)」

慧「ひっどー」

さすがにもう慣れたと思ってたけどやっぱり変な感じするときがあるんだよなぁ(笑)

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