太 陽 か ら の 贈 り 物

7月7日『七夕のお願い』 ページ20

慧side

慧「こんにちは〜」

涼「あ、おかえりなさい!大ちゃん、パパ来たよ」

大「まって、」

慧「何やってんの?」

涼「今日は七夕じゃないですか、その飾り作ったんですけどハマっちゃったみたいで(笑)」

慧「そうなんですね(笑)」

大「…できた!」

慧「それ何?」

大「ちょーちん!」

涼「折り紙と、あともう一個あるでしょ?」

大「ある!」

涼「お支度して見せてあげよ」

待っている間は机の上に残っていた折り紙を見ることに

雄也の勉強を見ることが増えて大貴が飽きたら居る時は光に任せていたから折り紙とか塗り絵とかは二人でやってたけど…

慧「…上手くなってる…」

大「じょーず?」

慧「お支度終わった?」

大「大ちゃんうまい?」

慧「うん、上手になってるよ。ひかとやってるもんね?」

大「ひかちゃんね、すごいんだよ!」

慧「知ってる(笑)」

涼「最初の頃よりかなり上達しましたよ。続けて二個は作れますし」

慧「すごいじゃーん」

大「んふふ♪」

涼「ほら、もう一個も見せてあげな」

大「これね、お家飾って?」

慧「これ?」

大「いい?」

涼「一人に一つあげてるんです。よければどうぞ」

慧「ありがとうございます」

小さくカットされた笹と一枚の短冊

慧「これ大ちゃんのお願い?」

大「うん!」

慧「そっか」

大「早く帰る!」

慧「リュック背負って、今日もありがとうございました」

涼「はい!大ちゃん また来週ね!」

大「ばいばい!」

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す