太 陽 か ら の 贈 り 物

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光side

光「大ちゃん、何してるの?」

お風呂も終わって、少しのまったりタイム
大ちゃんはずっとベランダの窓辺に立って空を見ている

大「今日、いっぱいてんと虫いるね!」

光「え?」

大「星ね、てんと虫なんだよ!」

慧、大ちゃんに何吹き込んだんだ…

慧「ふぃー、終わったぁ」

タイミング良く部屋から戻って来た慧
こいつ以外にこんなこと教えるやついないと思う

光「大ちゃんに何教えたの」

慧「ふぁ?なんのこと?」

大「てんと虫いっぱいだね!」

慧「…これのこと?(笑)」

光「これ以外何がある」

大「てんと虫はね、お星さまだから、飛んでっちゃうんだよ!」

慧「大貴、てんとう虫ね(笑)」

大「てんと虫ー♪」

今日、雄也と3人で行った公園でてんとう虫を見つけ、何星てんとうかの話になり、大ちゃんは星は空にいると言ったところで慧が思いついたらしい

…なんだよそれ(笑)

慧「いやー、ピュアだねぇ。5歳児って(笑)」

光「これはいいけど、変なこと教えんなよ」

慧「へいへい」

そのピュアに変なこと吹き込むのは慧と宏太だけどな

大「てんと虫ー」

慧「だから、てんとう虫ね」

大「てんと虫!」

慧「毎回"う"どこ行っちゃうの」

てんと虫と楽しそうな大ちゃんと、根気よくてんとう虫と教え続ける慧
なんだこの親子(笑)と思ったある日の話

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