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10.あれって…? ページ10

次の日。

あずちゃんに昨日のバイトで
マイキー君という人が来た
というのを話していた。






「え!!やっぱりあの人
 常連さんだったんだね!!」


『そうみたい…でもね、でもね、
 なんか悪い人には
 見えなかったっていうか、
 不良なんだけど、
 不良ではないっていうか』


「中身はそんなに
 不良じゃないって感じ??」


『あ!それそれ!!そんな感じ!!』


「へえ!なんでなんで!?」


『私がたい焼きを間違えた時も、
 特に文句を言うこと無く、
 なんなら昨日は美味しいって
 言ってくれて、
 なんか、ダチになった。』


「え、すごい急にダチになったね」


『そう、もう
 言われるがままって感じだった…』


「マイキー君だっけ?その人のあだ名」


『そうそう』


「るあちゃんにそれ言ってみたら
 何かわかるかもしれない!!
 本当に佐野万次郎って人だったら、
 Aちゃん、なんかすごいね笑」


『やっぱりパシリとかに
 させられるのかな…』


「女の子にそれは無いでしょ〜!!」


『そうだと良いんだけど…』


「るあちゃんとこ、行ってみよう!」





と、あずちゃんと廊下に出た瞬間、

外からバイクの音がした。







バーブーーー、バブーーーー….









『うわ、すごい爆音で鳴らすじゃん…』



窓際に手を置いて、その音の主を見てみる。








????????


あれ、なんか見覚えがある頭…


金髪…?のポンパドール風のハーフアップ…



え!まさかマイキー君!?


なんでこんなところ走ってるの!?







「あれ、佐野万次郎だよ、例のね。」


『るあちゃん!!いつの間に!?』


「やっぱりあの人がAちゃんの
 とこのたい焼き食べに来てたんだ。」


『るあちゃん………?』





なんだか、るあちゃんの様子が
少しおかしいと思ったその時
次は階段から黄色い悲鳴が聞こえて来た。






“え!さっきの、マイキー君じゃない!?“

“うそ!?私も見たかった!!“

“超イケメンで超強いんでしょ!?“

“惚れるわ〜無理、付き合いたい〜“





『え、マイキー君ってイケメンなの?』


「笑顔が最高って言われてる」



るあちゃんが少し
ふて腐れて言う。





確かに笑顔は素敵だったけど
あの人そんなにイケメンか??






「そっか、Aちゃん
 吉沢亮にしか
 興味ないって言ってたっけ?」


あずちゃんが後ろから話しかける。

11.エマさん→←9.マイキーくん?



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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2021年9月1日 23時

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