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4.友達はマドンナ ページ4

いつもと味が違う???



あの不良もこの店の常連なのか…?
味の違いがわかるほど食べてきたのか!?


私と同志なのか!?




ちょっと待っておくれ、
そうなると話が変わってくるぞ。


まさかあの不良兄ちゃん、
またここに来るのか…?!

私、あの人から目をつけられてないかしら…






頭をフル回転させていると、
店長から差し入れだよって
良いタイミングでお弁当をくれた。


とりあえず休憩して1人反省会だ…






やっぱりどんなに好きな仕事にも
何かしら大変なことはあるんだな…。
気をつけよう。

そんなことを思いながら
お弁当の唐揚げを頬張った。



あの不良兄ちゃん、
まだ優しかったからよかったけど、
クレーマーみたく言ってきたなら…
本当危なかった…。









ーーーーーーーーーーーーーー



次の日の朝


教室に入り、ぎこちない感じで席に座る。



もう早々と友達を作って
わちゃわちゃ話したりしてる
クラスメイトを横目に
友達もまだできてない私は
こっそり携帯をいじる。


いかん、スマホとお友達になる前に
本当の友達を作らねば!




そう思って
スマホを鞄に入れて顔を上げた時、
右斜め前の子から話しかけられた。



「ねぇねぇ、名前なんて言うの?」



『え、あ、A!』




この子、入学式の時に
優しそうだなって思ってた子だ…!





「私、杏紗(あずさ)っていうの!
Aちゃんって呼んでいい?」



『あ、うん!!あずさって可愛い名前!
あずちゃんとかの方が呼びやすいかも、
あずちゃんって呼んでもいい?』


「うん!!好きなように呼んで!」




そう言ってあずちゃんは、
ニコッと笑う。





なんだ?この学校、美女しかいないのか??


この学校は確かに
可愛い制服で有名ではあるけど、
着ただけで可愛い子に変身♡
なんて、この制服が
ハイテク変身グッズな訳無いよね、笑




他の子の顔面偏差値が高すぎて
逆に私浮いてない??
入学する高校間違えたか…???






可愛く笑うあずちゃんに、
よろしく、と私も笑顔で返した。






「あ、お昼ご飯一緒食べない?」




『え!うん!!一緒食べたい!』





「ちなみにもう1人
 友達が居るんだけど、いいかな??」





お、お友達もうそんなに居るんですか??


あ、でも私もその子と仲良くなれたら
友達増やせるチャンスじゃん!




『うん!その子も私が居ていいなら!』

5.お昼ご飯→←3.餡子事件



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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2021年9月1日 23時

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