49.召喚 ページ7
時間遡行軍を追うと、外に出た。
そこには待ち構えるように時間遡行軍が全部で五体立っていた。
何が目的であそこにいたんだ？
…それは置いといて。みんなを呼ぶか。
この前鈴木さんから貰った審神者……、長いから護身術セットから刀剣男士を召喚する巻物を取り出す。
バラバラッと勢い良く巻物を開放する。
と、後ろから誰かに肩を掴まれた。
ばっと振り返るとそこに居たのは、奴良君の家のお手伝いさんだった。
え！何でここにいんの。しかも今。
二人をお願いしたのに。
「Aちゃん！危ないから下がってて！突然走り出したと思ったら…。あいつら、妖怪か…？」
「危ないのはお手伝いさんです！」
「何を言ってるんだ！君はただの人間の子どもで…！」
…あーもう！埒があかない！
見られるがしょうがない！
私は後で説明する事に決め、心の中で謝罪をして、お手伝いさんから離れ敵と対面する。
大きく深呼吸をした。
「我が声に応え、道を阻む敵を撃て
召喚！加州清光、乱藤四郎ーーー！！」
巻物が光を放ち、途端に桜の花弁がその場を埋める。
そして、ふわりと現れた二つの影、加州清光と乱藤四郎が私の目の前に現れた。
よし、成功。
「やっほー、主さん！助けに来たよ…って誰？」
「てか、ここ何処？主ってば何でこんなとこにいるのさ…誰、そいつ」
「それは後で！今は目の前の時間遡行軍をお願い！」
目の前に敵がいるのに話しかけて来る二人に焦りつつ、前を見るように言う。
見た所、敵は打刀が三、短刀が二。
「…そこの首の無い奴が主の何なのか気になるけど、今は安全確保だね」
「…そーね。今はこいつらを片付けますか。あの男については後で聞けばいいし？」
何か怖い話してるような…？
律儀に待っててくれた時間遡行軍に向き直り、二人は刀を抜いた。
そして二人の目付きが変わる。
「さあ！乱れちゃうよ！」
「じゃ、おっぱじめるぜぇ！」
「「主さん/主！ボク/俺のことちゃんと見ててよー！」」
「もちろん。期待してる」
そう言うが早いか二人は敵の中へ走り出す。
ちらりとお手伝いさんを見ると目を丸くして二人と時間遡行軍を見ていた。
…やっぱり、奴良君の家のお手伝いさん…だよな？
奴良君の家、ただの家じゃないらしいな。
妖怪一家…だったりして？
視線を二人に戻すと既に半分倒されて居た。現代初の出陣なのに関係ないようだ。
敵の攻撃を難なくかわし、刀を振るう様はやはり綺麗だった。
そして戦いは終わった。
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サヒア(プロフ) - 来霧さん» 返信遅れて大変申し訳ありません！発狂して見てくださってるんですか！？尊い！？神！？嬉しい言葉の連発をありがとうございます！続編に行きましたので、是非是非そちらも続けて閲覧して頂けると嬉しいです^ ^ (2019年8月15日 16時) (
レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
来霧(プロフ) - コメレスありがとうございます！いつも発狂しながら見てます！ほんと尊いです！そして蛍丸まで出してくださって！神！ありがとうございます！！！ (2019年6月10日 22時) (レス) id: cc1c1fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 来霧さん» 本当ですか！？嬉しいです！！これからも頑張りますので、応援宜しくお願いします^ ^ (2019年6月10日 20時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
来霧(プロフ) - ほんとにどんどん面白くなっていきますね！！これからも応援してます！ (2019年5月28日 18時) (レス) id: cc1c1fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
来霧(プロフ) - あぁぁ！！尊い。更新楽しみに待ってます！ (2019年4月24日 8時) (レス) id: cc1c1fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2017年12月29日 23時
