【刀剣参戦編】堀川国広5+和泉守兼定 ページ14
突然の私の感謝の言葉に彼はびっくりしたのか、顔を真っ赤にした。
「な、何だよ急に！そ、そんなにオレが来て嬉しいのかよ」
「うん、凄く嬉しい。ありがとう」
「なっ…！べっ、別に礼を言われる事はしてねえよ」
どうやら彼は素直ではないらしい。
ツンデレ。ぴったりな言葉だ。
今すぐ堀川君に会わせたいけど、まだ起きているだろうか。
時刻は深夜の1時半。
あれから30分ほど経っているが…。
でも、とにかく私はすぐに会わせたかった。
和泉守兼定…兼さんの手を取り、私は堀川君とまんばのいる部屋まで走った。
「ちょっ…おい！主！？」
「ごめん、ちょっと来て。貴方に会わせたい刀がいるの」
また顔が赤くなった気がしたが、今は構ってられない。
寝てても起きてても、とにかく彼が来た事を知らせたかった。
要らないお世話かもしれない。
まだ堀川君がここの刀になるって決まった訳じゃない。
でも、それでも…私は堀川君に笑って欲しい。
「堀川君！！」
「あ、主！？」
「一体どうし……え…？」
「国広…か？」
兼さんを見た堀川君は目を見開いた。
まんばも驚いた様子でこちらを見る。
兼さんの手を離し、まんばの耳元に口を近付けた。
「さっき、鍛刀したの。そしたら…」
「和泉守兼定が来た、という訳か…」
「当たり」
さて、この後が問題なんだけど…。
「国広じゃねえか！久しぶりだなあ！」
「兼さん…？」
「おう！正真正銘、新撰組土方歳三の刀、和泉守兼定だぜ！」
「兼さん…兼さ……っ！兼さん！！」
堀川君は布団から起き上がり、兼さんに抱き着いた。
ボロボロと涙を零して泣いていた。
そんな彼を見て兼さんは嬉しそうに抱き締め返した。
「んだよ、いつの間に泣き虫になったんだ？…ま、まあオレも会えて嬉しいぜ」
「…うん、うん！僕も…嬉しいよ…！」
「よかった…」
思わずそう言葉が溢れる。
まんばもどこか安心した表情をしていた。
「ありがとう…。また僕を兼さんと会わせてくれて」
「いや、余計な事したかもって思ってたけど、よかった。それで…堀川君に兼さん」
兼さんから離れ、私の顔を見る堀川君と兼さん。
堀川君の中から恐怖が消えているのがわかった。
「改めて、私がここの審神者で主のAです。ようこそ、我が本丸へ！」
「！はい！これから宜しくお願いします、主さん！！」
「宜しくしてやらねえ事もねえ！」
「もう、兼さんったら！」
こうして新たに刀剣男士が二振増えた。
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サヒア(プロフ) - 来霧さん» 返信遅れて大変申し訳ありません！発狂して見てくださってるんですか！？尊い！？神！？嬉しい言葉の連発をありがとうございます！続編に行きましたので、是非是非そちらも続けて閲覧して頂けると嬉しいです^ ^ (2019年8月15日 16時) (
レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
来霧(プロフ) - コメレスありがとうございます！いつも発狂しながら見てます！ほんと尊いです！そして蛍丸まで出してくださって！神！ありがとうございます！！！ (2019年6月10日 22時) (レス) id: cc1c1fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 来霧さん» 本当ですか！？嬉しいです！！これからも頑張りますので、応援宜しくお願いします^ ^ (2019年6月10日 20時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
来霧(プロフ) - ほんとにどんどん面白くなっていきますね！！これからも応援してます！ (2019年5月28日 18時) (レス) id: cc1c1fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
来霧(プロフ) - あぁぁ！！尊い。更新楽しみに待ってます！ (2019年4月24日 8時) (レス) id: cc1c1fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2017年12月29日 23時
