No.88 ページ23
蛙吹の指摘に
飯「ム、それは失礼」
飯田は軽く謝ってから
飯「しかし先生、みんなの動揺ももっともです。授業参観といえば、いつも受けている授業を保護者に観てもらうもの。それを感謝の手紙とは納得がいきません!もっとヒーロー科らしい授業を観てもらうのが本来の目的ではないでしょうか!?」
すごい勢いで先生にまくし立てた。
相「ヒーロー科だからだよ」
そんな飯田に淡々と相澤先生は答える。
相「お前たちが目指しているヒーローは、救けてもらった人から感謝されることが多い。だからこそ、誰かに感謝するという気持ちを改めて考えろってことだ。ま、プロになれるかどうか、まだ分からないけどな」
そう説明された飯田は
飯「……なるほど!ヒーローとしての心構えを再確認する、そしてヒーローたる者、常に感謝の気持ちを忘れず謙虚であれ、ということを考える授業だったのですね!納得しました!!」
コロッと態度を一変させる。
麗「納得はやっ」
ぷっと後ろの麗日が笑っている。
(飯田のやつ、なんかの詐欺にすぐ引っ掛かりそうだな、…うん)
相「ま、その前に施設案内で軽く演習は披露してもらう予定だが」
上「むしろ、そっちが本命じゃねえ!?」
と、上鳴が突っ込み、HRは終了した。
各々、帰る準備を始める。
爆「A帰るぞ」
もう鞄を肩にかけているカツキ。
『あぁ、悪い、先帰ってくれ』
ドサっとプリントの束を机の上に置く。
『これ、マイク先生に出しにいくから』
爆「チッ、待っててやるから、さっさと行ってこい」
と、カツキは言ってくれるが
『なんか晩ご飯のお遣い頼まれてたよな?』
朝、あのクソババアと愚痴る姿を思い出す。
『早く帰らねえと、おばさん困るだろ』
『オイラはいいから先帰ってろって、…うん』
爆「ちょ、オイ!!」
ぐいぐいとカツキを昇降口の方に追いやる。
『おばさんによろしくなー、うん』
オイラはカツキを見送った後
プリントの束を抱えて
職員室に行きマイク先生に提出した。
(雄英って広いから職員室とか遠すぎて嫌になるな、…うん)
荷物を取りに教室へ戻る。
出「あれ?A??」
『よお、イズク』
出「かっちゃんは??」
『カツキなら先に帰ったぞ』
出「え!!?珍しいね!!」
『イズクは帰らねえのか?』
と聞くと
飯田と轟を待っているらしい。
カツキもいないし
たまにはイズクと一緒に帰ろうと思い
オイラも一緒に飯田達を待つことにした。
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たいやき(プロフ) - ミリアさん» コメントに気づかず、返信遅れてすみません!応援ありがとうございます!こちらは更新ゆっくりになりそうですが、頑張ります!! (2018年2月18日 0時) (
レス) id: 106da89505 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かった作品で大好きです続きがすごく楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年2月9日 20時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たいやき | 作成日時：2018年2月3日 21時
