No.78 ページ13
小南は物凄い迫力で
エンデヴァーを追い払った後
オイラに
小「デイダラ、こんなことは他にもあったの?」
小「あの男がまだしつこいようなら、直ぐに連絡しなさい」
小「絶対にあの男みたいな奴にデイダラは渡さない」
と、お母さんみたいなことを懇々と語ってきた。
そして
精神的ダメージでぐったりしているオイラを
喉が渇いたのだと勘違いして
飲み物を買いに売店へ向かった。
『サ、サソリの旦那』
オイラはずっと黙って見ていた旦那に話しかける。
『小南、なんか…過保護じゃねえか、…うん』
前世だと
オイラが暁の中で最年少だったからか
暁に入ったばかりの時は
よく世話を焼いてくれていた。
オイラも小南の起爆札を用いた爆発が好きで
よく懐いていたと思う。
段々、暁の仕事に慣れてくると
サソリの旦那に合わせて
食事を抜くようになったオイラに
鬼鮫の旦那と一緒に作ったご飯を食べさせたり
など色々と構われていたが
今回はなんだか度が過ぎてるように思う。
オイラがそう真剣に悩んでいると
サ「クク…」
旦那が急に笑い出した。
『あぁ!?旦那、なに笑ってやがる!!』
サ「いや、前からあんな感じだっただろ」
サ「デイダラ、気づいてなかったのか」
『はああ!??』
サ「これ見てみろ」
旦那が突き出してきたケータイの画面には
〔デイダラがさらに可愛くなってるのだけれど、どうすればよいかしら〕
という文面が。
『か、かわっ……!!!』
驚きの余り、言葉が出て来ず
口をパクパクするしかない。
サ「体育祭でお前を見つけた直後に送ってきたメールだ」
サ「昔からお前は小南のお気に入りだったよ」
サ「特に、今は女になっちまってるからな」
サ「余計だろうよ」
と、何が楽しいのかニヤニヤと笑う旦那に
一発いれようとしたところで
小「飲み物買ってきたわ」
小南が戻ってきた。
『小南!!!オイラが可愛いってどういうことだ!!うん!!』
と、ベッドから飛び降り小南に詰め寄る。
小「…サソリ、バラしたのね」
サ「バラしたとは人聞きが悪いな」
『オイラを無視すんじゃねぇ!!』
小「…確かに私は貴方のことを可愛いと想ってる」
小「暁に入った時から、何かと貴方の面倒を見るうちに…」
小「でも、それは貴方にとっては迷惑だったようね……」
と小南はいつものように淡々としゃべっているが
よく見ると、若干、悲しそうな顔をしている。
『べ、別に迷惑ってわけじゃ…』
そんな小南を見ていられなくて
思わずそう口にする。
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たいやき(プロフ) - ミリアさん» コメントに気づかず、返信遅れてすみません!応援ありがとうございます!こちらは更新ゆっくりになりそうですが、頑張ります!! (2018年2月18日 0時) (
レス) id: 106da89505 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かった作品で大好きです続きがすごく楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年2月9日 20時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たいやき | 作成日時：2018年2月3日 21時
